日記

好きなものと日常

♯わたしの自立

地元を離れて、約2年と半年が過ぎた。

 

あまり勝手がわからないまま、とりあえず絶対にド田舎の地元を離れて都会で働くという意志だけを抱えて就職活動をし、拾ってくれた会社はブラック企業で、これまたよくわからないままがむしゃらに働いていたら知らず知らずのうちに心身ともに限界に近い状態になり、地獄を見るようなかたちで退職し、転職活動をし、転職した。

毎日いろんなことがあっていろんな人に出会っていろんな経験をして、自分では5年くらいこの街にすんでいるような気がしているけど、実際はまだ2年半しか経っていないと思うと驚く。

 

生まれてから20数年間、実家のある故郷に住んでいた。

周囲には海と山しかなくて、密接な近所付き合いやすぐ広まる噂や町内の人々の監視の目や、田舎特有の息苦しさがいつもつきまとっていて、大好きなバンドたちのツアー日程には当然私が住んでいる県は組み込まれないし、趣味が合う人が周りに全然いないし、車がないとどこにもいけないし、休みの日はイオンくらいしか行くとこないし、イオン飽きたし、挙げだしたらキリがないけどとにかく地元を離れたい理由が山ほどあった。そんなにも地元を出たかったのに大学受験で玉砕して地元の大学に通うことになり、「地元最高!大好き!」って言ってる同級生たちが地元に後ろ髪引かれながら泣く泣く大学進学のため県外に出ていくのを羨望の眼差しで見つめながら、自分は諸々の理由で人より長く大学に通い、結局地元を愛してやまない同級生たちより何年も長く地元に住んでしまった。

 

就職のタイミングを逃したら一生脱出できないかもしれない…と思った私は、自分を追い込むために地元の企業は一切受けずに、一番近い都会である関西圏で就活をした。

なんだかんだで、とある企業が拾ってくれることになって、ついに都会に進出できるということが正式に決定した。会社の人事担当者から採用内定の電話がかかってきたときの嬉しさは今でも覚えている。

 

田舎から就職のために出てくるので、会社に家賃補助をもらって借り上げ社宅を契約できることになった。

入社の数か月前、不動産会社のお兄さんにいくつか物件を案内してもらいながら、自分がこれから住むことになる街を初めて歩いたときのわくわくは忘れられない。実家の周りは海と山しかなくて最寄りのコンビニまで車で20分、みたいな街に20数年住んでいた私にとっては夢の国のようだった。この街には徒歩圏内にあらゆるものがある。決めた物件の隣はコンビニで、50m圏内に別のコンビニも2つあって、スーパーは徒歩1分でいけて、周囲には飲食店がゴロゴロある。少しさびれた雰囲気ではあるが、昔ながらの商店街が近くにあり、JRの駅も私鉄の駅も近いしTSUTAYAも歩いていけるし、県内で最も栄えている中心地までは地下鉄で数駅だ。

 

地元にいたときは居酒屋があるような街中から実家までは車じゃないと帰れなかったので、飲み会ではお酒を我慢して(大学生の飲み会なので、酒を飲まないと周囲から醒めるわ~と言われてそれもちょっと嫌だった)街灯のない真っ暗な山道を自分でボロボロの中古車を運転して帰るか、どうしても飲まないといけない会のときは恥ずかしい話だが親に頼み込んで街まで車で迎えにきてもらったりしていた。電車なんてそもそも通ってないし、バスは一時間に一本しかなくて最終便が20時だった。親も次の日仕事なのでリミットは粘って22時くらいだし、そんなことが月に2回でもあると母親から「疲れる!!月1回までにして!!」と怒られたりしていた。(今なら娘のどうでもいい飲み会の送迎をするめんどくささが想像できる。ごめんねお母さん)あと、母親が超絶心配性だったので、夜私がちゃんと帰ってくるまで布団に入っても寝付けないから睡眠不足になって迷惑している、という文句を言ってくることがしょっちゅうあって、いやそんな理不尽なこと言われてもこっちは研究室で研究してるんだしバイトもあるしどうしようもないじゃん、と反論して喧嘩になることも多々あった。

 

じゃあもう大学の近くで一人暮らしすればいいじゃん?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この田舎で実家と学校間が車で20分くらいの距離なのに大学近くで一人暮らしなんてしようもんなら、その噂が町内を駆け巡り、主婦たちのゴシップネタにされ、きっと私の家族は近所の人とすれ違うたびに「こんなに近いのに学校の近くに娘さん一人暮らしさせてるんだって?お金に余裕があるんだね~」と薄ら笑いで嫌味を言われただろう。まあ別にそうなるのが嫌で一人暮らしをしなかったなんてわけでもなくて、確かに公共交通機関の面では超超超絶不便だけど全然車で通える距離だし経済的に余裕があるわけでもなかったのです。

 

そんな田舎で不便かつ不自由な生活をしていたもんだから、現在の自分の生活に対して、最高じゃん!!って気持ちになることが今もよくある。ごく当たり前に飲みに出かけることができて、当たり前に電車に乗って帰ってくることができて、電車は遅い時間まであるし、お店の選択肢も山ほどあって、地元にいたら出会えなかったような人たちと知り合える。ただ普通にお酒を飲みに行って自力で家に帰ってくることができるという環境が、私にとってはたいそう特別なものなのだ。あと、今の職場はだいたい定時に上がれるので、仕事終わりに友達と会うこともできるし、好きなバンドの平日開催のライブに行くこともできる。多くの人にとっては「え?そんなの普通のことじゃない?」と思われることばかりかもしれないけど、私はいまだに一つ一つのことに感動している。

 

 そして、一人暮らしはめちゃくちゃ楽しい。他に人がいないから、何時に帰っても、何時に起きても、家で何をしても、何時に何を食べても、誰を呼び込んでも、誰からも叱られず喧嘩にもならないわけだ。自分が働いて得たお金で自分の生活を運営しているので、誰かから文句を言われる筋合いはない(はず)。根が無駄にまじめで小心者なので正直全然ハメを外すようなことはしていないのですが、何をしたって人様に迷惑をかけないよう最低限のラインさえ守れば誰からも干渉されないんだなと思うとそれだけで笑いが漏れてしまう。自由って最高だ。最高過ぎてもう誰かと一緒に暮らすなんて一生できないかもしれないと怖くなる時もあるけど。

 

 そんな風に浮かれた状態が続いている私だけど、自由の代償は思っているより大きいなと感じることも多々ある。一番はなんといってもお金だ。自立の定義は環境や条件によって異なると思うし考え方も人それぞれなので一括りにすることはできないが、ひとまずここでは一旦、自分の稼いだお金で自分を養うことを“自立”と考えることにする。決して多くは無いけれど自分で稼いだお金で自分の生活をなんとかやりくりできているという事実は、精神面で大いに私を支えてくれている。しかし、一応“自立”しているという体裁を保つために毎日会社へ行って時には嫌な思いも大いにしながら仕事をしてお給料をもらい、そのお給料からどばどばと税金や生活のための固定費が引かれていくのを見ると、この状況は一体何なんだ?という気持ちになることも無くはない。

 

特に、新卒で入ったブラック企業に勤めているときはその気持ちが強かった。永遠に終わらない量の仕事をヒイヒイ言いながらこなして、心身共に追い込まれ、夜中に家に帰るとクタクタでお風呂に入るのがやっとだった。朝はギリギリまで眠り、実家の父が田んぼで取れた米を送ってくれるのにその米を炊く時間すら無く、恥ずかしながら朝食は家を出る間際にコンビニに駆け込んでおにぎりを買い、駅に向かう道中で口に詰め込んでいた。日曜日はいつも「今週こそは会社にお弁当を持っていくぞ!」と思って平日分の作り置きおかずを作るのに、結局平日はお弁当を用意する気力も時間も残らない働き方をしているので毎回おかずを無駄にしてしまう。ストレスのはけ口を食にしか見いだせず、ランチが徐々に豪華になっていく。18時頃に外回りが終わり会社に戻るけど、そこから仕事の第2ラウンドが始まるので、それにそなえてコンビニのおにぎりやパン、お菓子、コーヒー、栄養ドリンクを買い込む。最後のほうは栄養ドリンクを一日3本飲んでいた。あまりにも精神的に追い詰められていると、外回りで使った交通費を精算する余裕すらなくなってしまう(この頃精算できず自腹で払ったままの交通費の合計を考えると恐ろしい)。会社で問題にならないように、残業時間をPC上で細工して記録上少なくするのは、どこの企業でも行われている当たり前の行為だと思っていた。平日は全身全霊を会社に捧げていたので、土曜日は死んだように眠る。目が覚めてから、「休日なんだから何かしなくちゃ!!」という気持ちで焦って街へ出かける。会社に忍び込んで仕事をすることもあった。私なんかより酷い労働環境の中で頑張ってる人なんて探せば山のようにいるのも当然知ってるけど、人の限界のサイズはそれぞれで、私はこの生活で徐々に追い詰められて限界が来た。

 

 今振り返ると、あの頃は自分の中でもいろんなことがおかしくなっていたなと思う。これだけ働いているんだから!と思って外食したりお酒を飲んだり欲しいものを買ったりイベントに行ったりするけど、どこか心が虚しかった。めちゃくちゃな生活だったからお金もどんどんなくなるし、お金貯まらないけど何に使ってるかよくわかんない、けど今の出費から何も削れるものがないよなーと本気で思っていて、仕事の報酬でお金をいただいているというよりは、仕事ができる状態を保つためにお金を吸い取られているみたいな感覚だった。ドツボにハマって、いよいよ何のために生きてるのか本気でわからなくなってしまっていた。今なら、ブラック企業経験者あるあるだよね~って笑えるけど、当時は「今向こうから来る車に敷かれたら、出せてない見積もりのことお客さんに許してもらえるかな?今月売り上げが危ないのも責められずに済むかな?」とか毎日真剣に考えながら夜中に家路を歩いていた。

 

 そして私は限界を迎えて、次の仕事が全く決まっていない状態で会社を退職した。生活費どうしようとか、貯金この額だったらいついつまでに就職が決まらないと野垂れ死ぬなとか、不安は山ほどあったけど、地元帰って実家から通える職場に就職しようかな、なんて気持ちには一瞬たりともならなかった。一度この自由を手放すと再び取り戻すにはかなりの気力と労力が必要となるであろうことはわかっていた。私はこの街が好きだし、この街の魅力をまだ味わい尽くせてないなと思った。この街での生活にどうにかしてもうちょっとだけしがみつきたいという気持ちだけで必死になって転職活動を行い、なんとか内定をもらった。(当時担当してくれたD●DAのアドバイザーのお姐さんは私の恩人だ)

 

 現在勤めている会社は、今のところほとんど定時で帰ることができている。定時で帰れる世界って、こんなに豊かだったの??!と衝撃を受けている。前述したように仕事終わりに予定を入れることができるのはもちろん、時間に余裕があるから夕食を自炊できて、次の日のお弁当の準備もできて、ゆっくりお風呂に入ったり家を整えたり、読書をしたり動画を見たりSNSに浸ったりしても、23時にはベッドに入れる。朝までたっぷり睡眠を取ることができる。ブラック企業時代に比べて自炊の割合が圧倒的に増え、食費は大幅に安くなったし(ていうか前が異常だったんだけど)、外食や飲酒をするときはありがたみとわくわくが増して以前の5倍は楽しめるようになった。

 

前職では大変さの中に楽しいことも得たものもたくさんあったので、結果こういうことになってしまって多くの人に迷惑もかけまくったけど、新卒で拾ってもらえたことに今でもとても感謝している。前職の経験が無かったら今の会社には受からなかったかもしれない。けど、ブラック企業を離れて人間らしい生活を手に入れてわかったこともいろいろある。身体が元気で精神的にもそれなりの余裕があれば、日常生活というのは特別なことが特に無くても結構楽しいものなんだなと初めて思った。もちろん今も休みの日に人と飲みに行ったりイベントに行ったり買い物をするのは大好きで心から楽しいと思うけど、そんな予定が特に無くて家に籠って好きな本を読み返したり、ラジオを聞きながら例えば新しい作り置きレシピに挑戦するとか、そんな小さなことでも楽しい気持ちになれるんだなということに気付いた。すがる思いで街に出かけて浪費していたあのころは知らなかった。私の日常は人から羨ましがられるような華やかな生活とは程遠い地味なものだけど、自分で自分を養えているという静かだけど確かな自信があって、好きな街に住めていて、くつろげる自分の部屋があって、部屋を整えたり暮らしを工夫する時間があって、それらが私を支えてくれて、充実した気持ちをもたらしてくれている。

 

この先のことは誰にもわからない。突然気持ちが変わって地元が恋しくなるかもしれないし、突発的に誰かと結婚するかもしれないし、このまま一生独りかもしれないし、病気をするかもしれないし、会社が倒産して仕事がなくなってしまうかもしれない。人生何があるかわからないから、今のように一応客観的に“自立”した生活を続けることが物理的に困難になってしまうことが起こるかもしれないけど、もしそうなってしまってもどうか完全に腐ってしまうことはせず、どんな環境でもそれなりに楽しめて人に優しくできてまあまあこの日々が好きだなと思えるような、精神的に自立した人間になっていたいなと思う。いつだって今の生活が永遠ではないことを意識しながら、引き続き今をめいっぱい楽しんでいきたいな、と考えている。

前野健太×ドレスコーズのライブに行ったよ

 

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2018年9月29日、大阪の味園ユニバース前野健太×ドレスコーズのライブ〈ざくろ~歌をくわえた犬たち~〉を見に行ってきました。

ポスター撮ったけど相変わらず私の撮影技術低すぎるな。

 

味園ユニバースは元々キャバレーだった場所で、その構造を活かして現在はライブハウスとして機能しており、独特の良い雰囲気を放つすごく好きな会場です。会場後方にはおそらくキャバレー時代に使用されていたソファーが残してあり、体力の下り坂を迎えている私にとっては疲れたらソファーに座って休憩できるのもかなりの高ポイント。

 

味園ユニバースで見る前野健太バンドなんて良くないわけがないから!!となぜか客の私が自信に満ち溢れながら会場へ向かう。

会場外には入場待ちの長い列が出来ていて、ああこの人たち全員とお友達になって前野健太さんの話がしたいよう…と思いながらまあ実際誰とも話すことなく当日券で独り入場する。

 

会場BGMで尾崎紀世彦の「また逢う日まで」のインストアレンジされたものが流れていたんですが、これが会場の雰囲気とすごく合っていて、開演前からもうブチ上がってしまった。帰りに原曲のほうをApple Musicでダウンロードした。

 

前野健太バンドのメンバーは、お馴染みビッチボーイズの皆さん。

(ベース:伊賀航さん、キーボード:石橋英子さん、ギター:ジム・オルークさん、ドラム:ジョー・タリアさん)

そしていつものように素敵な柄シャツをお召しになった前野健太さん。

この日も大人の余裕と各々の圧倒的な才能をこれでもかというくらい見せつけてくださった、最高過ぎる皆さんの演奏。

 

前野健太バンド セットリスト〉

山に囲まれても

今の時代がいちばんいいよ

アマクサマンボ・ブギ

マシッソヨ・サムゲタン

お客さんから西成、台風、たこやき、キャバレーという4つのお題をもらってからの即興曲

歩きスマホが歌詞に出てくる歌

戦争が夏でよかった

コーヒー・ブルース

ファック・ミー

Love

 

しっとりめの曲が多かった印象。

マシッソヨ・サムゲタンの合唱が楽しい。

即興の曲っていったいどこまでが即興なの?!すごいかっこよかったんだけど!

 

新曲の「戦争が夏でよかったなんて言ったら怒られるだろうか」で始まる曲、強烈な歌詞もさることながらメロディーがめっちゃよかった~!!ヒリつくギターの音がエモすぎた。語彙が無くてすぐエモいという括りに入れてしまってすみません。この曲音源化してほしいな~。

 

MC備忘録 ※ニュアンスでしか記憶できてないのでところどころ違うと思います

 

・曲フリへの導入としてジムさんに質問する前野さん

前「ジムさん…好きな野菜は…なんですか?」

ジ「………………(10秒くらい熟考)いっぱいあります。」

この熟考時間の間隔が天才的だった。多分ジムさんは本当にめいっぱい考えてたんだと思うけど。

 

・前「志磨さんは俳優もやられてるんですよね?僕も実は映画に出てまして…「変態だ」っていう映画なんですけど…(会場から「見たー!」という声がいくつか挙がる)あっ、見ました?あのー、全国的にはかなり厳しい動員数だったんですけど…大阪では流行ってたのかな…?」

 

・「変態だ」は18禁でわりと大人なシーンも多い映画だという話から

前「ジムさん、僕の出た映画見てくれたんですよね?」

ジ「あぁ、はい…あの…最初の7分だけ。」

(会場爆笑)

前「ベッドシーンとかあったと思うんですけど…」

ジ「そういう(場面が始まる)可能性があるとこで見るのをやめました。」

ジムさんかわいい…。二人のやりとりが大好き…。

 

・前回の大阪ライブで前野さんがお客さんにリクエストを募った際、ある方がコーヒー・ブルースをリクエストしたんだけど、そのときの関西弁イントネーションの「コーヒー・ブルース」が忘れられないという前野さん。車中でもメンバー間でその話が出ていたらしい。(そのときのライブにも行ってたので密かに興奮する私)

「今日もしかしてそのときの方いらっしゃってたりします?(会場を見渡すが手が挙がらない)そうですよね…いないですよね…。」

残念がり肩を落とすかわいい前野さん。私もあのイントネーションの「コーヒー・ブルース」をおかわりしたかったので残念。

 

アンコールでは志磨遼平さんと即行曲を披露したり、お互いにドラムを叩いたり、ステージからはけては出てきてを繰り返して持ち前の往生際の悪さ(褒めている)を存分に発揮する愛くるしい前野さん…。ここまで勝算がないのに舞台に再度登場してきてしまったのは初めてだと少し困惑しながらも、何度も付き合ってあげる志磨さん。

前野さんと志磨さん、昔はスリーマンのライブでも楽屋で直接会話しないくらいバチバチだった(お互いにどこか似たものを感じていて、その才能に嫉妬しあっていたのが原因の一つでもあったみたいです)けど、ある取材をきっかけに距離が縮まり仲良くなったらしい。

前野さん、志磨さんのことを褒めるときすごく楽しそうで、本当に志磨さんが好きなんだな~と見ていて微笑ましくなってしまった。

 

前野健太バンドの話に戻るけど、味園ユニバースで聞く大好きな「Love」は最高以外の何物でもなかった。アレンジが以前聴いたときからまた進化していた。

前野健太さんと味園ユニバースの雰囲気がとにかくマッチしていて、この会場は前野さんのために存在しているんじゃないかと思ってしまう瞬間が何度もあった。

照れたりふざけたり戸惑ったり、どの瞬間の前野さんもかわいくて、でも歌を歌えばその説得力は圧倒的で、なんかもうズルいなあという気持ちにすらなってしまう。

大スター前野健太…。

 

めちゃくちゃ幸せな土曜日だった。ありがとう前野健太さん。

近況20180917

あっという間に9月になってしまった。

転職して約1ヶ月半、職場が合わな過ぎて即退職!なんてことにはとりあえずならず、一安心しているところです。

新しい職場・新しい職種で当たり前ながら前の職場とは勝手が違うことばかりだけど、転職したおかげで労働環境が前に比べたらスーパークリーンホワイトになりました。

まあまだ私にできる仕事が少なくて業務が試運転だからかもしれないけど…。

 

しかしながら毎日がものすごい勢いで過ぎていくので、無理やりにでもやりたいことをやっていかないと…と思う日々です。とりあえずぽろぽろと近況とかハマってるものを書き残す。

 

 ■腐女子のつづ井さん

 

腐女子のつづ井さん (コミックエッセイ)
 

 つづ井さん大好き!!!

完結後に初めてちゃんと読んだクチですが、面白すぎてものすごいハイペースで読み返してる!

私は腐女子ではないけれど、いわゆる“推し”がいる生活の素晴らしさがここに詰まっている!愉快な友人たちとあの手この手で推しを推すつづ井さんの生活が最高。

面白さと狂気が爆発していて、何回読んでもグッとくる。

推しの存在はどこまでも尊くてありがたいし、人が誰かのことを純粋に推している姿はすごく美しい…。(なので、他ジャンルのオタクの話を聞くのも大好き)

私もつづ井さんたちのように、創意工夫の精神を忘れずにあらゆる手法で推しのことを推していきたい。

 

 

■任意の夜n

任意の夜n - 出版ユカコ - BOOTH

人生で初めて同人誌を買ってみた。無知な人間なので、長いこと同人誌=すべてBLだと思い込んでいたんですけど、そうじゃないんですね。

これは簡単にいうと、仕事も年代も住んでいる場所もバラバラの人々がそれぞれの夜の過ごし方を語っている本。

私は社会に出てから、世の中には自分の知らない仕事がたくさんあるのだなと改めて知って、とにかくいろんな人の仕事の話を聞いてみたいといつも思っている。

あと、明日も仕事だーって思う憂鬱な(そうじゃない人も中にはいるかもしれないけど)夜をみんなどうやって過ごしているのだろう?という疑問も、就職したときからずっと抱えていた。なのでこの本はドンピシャだった。

いろんな仕事があって、それぞれに仕事の中のこだわりがあって、生活リズムも様々で、当たり前だけど世の中には本当にいろんな人がいてそれぞれ頑張ってるんだよなと思うと、それだけで少し救われる。

同じテーマで続編を出し続けてほしいくらい、ずっと読んでいられる本。

 

DDT大阪大会 

9月16日(日)すみのえ舞昆ホールで見てきた。スーパーシートが奇跡的に残ってたので、北側の一番前で見れました。

とにかく「生きてる!!!」って気持ちになれた。

私はただの会社員だけど、DDTのプロレスから学ぶことは本当に多い。

総選挙は、個人部門:MAOさん、ユニット部門:Moonlight Expressに投票した。

 

■歌

・RIVER(tofubeats

・動物的/人間的(OGRE YOU ASSHOLE)

フィッシュマンズ全般

・アルバム「Still Life」(アナログフィッシュ

とかを最近はよく聞いている。

昔に比べたら音楽をあまり聞かなくなってきているのでもうちょっと気合いを入れて聞いていきたい。音楽の趣味趣向も大学生の頃でストップしてるので、最近のやつもちゃんと聞いて更新したい。意識的に諸々を更新するよう心掛けないと、人間ってたぶん思ってるより簡単に思考が化石化してしまうんだろうな…。

 

■平野紗季子さん


#7 平野 紗季子 - ELLE WOMEN in SOCIETY 2018

テンションが上がらない朝に会社行く準備しながら見る平野紗季子さんの動画。

かわいいし頑張らねばという気持ちにもなるので皆様見てください。

 

 

■ラジオ

オードリーのANN、三四郎のANN、山里亮太さんの不毛な議論はずっと好きなんだけど、最近新たにハライチのターン!が面白いことに気付いて聞いている。

一人暮らしとラジオは相性が良すぎるな…。

 

 

山里亮太の大140 感想

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7月19日、なんばグランド花月へ「山里亮太の大140~あの時も僕は大阪へ向かった~」を観に行きました。

 

チケットは購入できていなかったのですが、譲ってくださる方がいらっしゃったため幸運にも行けることに。ありがたい、こんな普通に見に行けてよいのか。地元にいたころは考えられなかった。。

生であの山里亮太さんの話を聞けるなんて、夢が一つ叶ったと言っても過言ではない。

大変なこともたくさんあるけど、関西に出てきてよかった…。

 

ほんとに面白くて楽しくて素晴らしくて、山里さんの喋りは一言で言うともはや芸術でした。

約2時間40分。

内容については、NGK扉を開けた瞬間にすべて忘れる魔法にかかってしまったので(このセリフに長いこと憧れていたんだよ!毎年ツイッターで皆さんがこのセリフをつぶやいているのがめちゃくちゃ羨ましかった!)、詳細を書くことはできないのですが…。

 

内容が書けないとなると感想を書くのが難しいですが、とにかく山里さんがすごかったということだけ書き残しておきたい。

 

NGKの収容人数がネットでは出てこなかったので座席表の画像をもとに席数を数えてみたところ、2階席も合わせて858人収容できるようです。満席で、当日は立ち見券も販売されていた。

ということは、山里さんは約860人のお客さんを相手に一人で約2時間40分話していたことになる。

私は2階席から見ていたので、ステージとの距離がむちゃくちゃ近いというわけではなかったのに、山里さんの喋りを聞いているとなぜか1対1で会話をしているような不思議な感覚になった。それくらい彼の話術に引き込まれた。あまりにぐいっと引き込まれて、まるで個人同士で喋っているかのような感覚に陥り、山里さんの喋るエピソードを聞いて笑うだけにとどまらず、大きく首を縦に振ってうなずいたり、小声ではあるけれど普通に相槌が口から漏れ出てしまったりと身体が勝手に反応する場面があって焦った。でも周囲にも結構そういう方々がいらっしゃったので、これは彼の話術が生んだ現象だと解釈した。

 

唐突ですが、先日発売された山里さんの本「天才はあきらめた」の巻末にオードリー若林さんの解説が載っており、そこにこんな文がある。

 

2017年8月。彼の単独トークライブが行われる後楽園ホールに足を運んだ。

トークをしながらリング上をのたうち回り、ロープを掴みながら怒りをぶちまける彼の姿を見ていて気づいたことがある。

彼は何も隠さないのである。

日々の仕事や生活で負った傷を、彼は隠さずに見せる。

格好いいところだけじゃなく、耳を塞ぎたくなるような情けない話やみっともない姿を見せてくれる。

そういう血まみれになりながら闘っている姿を、ファンの皆さんは信頼しているのだろう。

そういう人間は信用される。

あんなにリングの上で喋るのが似合う芸人は、他にいない。

その姿は、デスマッチレスラーのようであった。

 

 

この日のNGKのステージにリングは設置されていないけれど、ライブ中私はこの文を思い出していた。

(「天才はあきらめた」の本文はもちろんのこと、この若林さんの解説もめちゃくちゃ素晴らしいのでどうか読んでください)

続けて引用する。

 

ライブを見て本当悔しかった。

一つは、彼の尽きない怨念のパワー。

あんなに素敵なご両親に愛されて育ったというのに、あの世の中への怨念はどこから来るのだ。

無法地帯のスラムで育っていないと辻褄があわない。

ムカつく共演者、街のカップル、SNS上のイタい人。

それらを、毒牙にかけるパワーは衰える気配がない。

その分野でも勝てないから、ぼくはゴルフを始めたりキューバに行ったりランドクルーザーに乗ったりしていることに山里は気づいているのか?

そして、それよりももっとぼくが山里亮太のライブを見て悔しかったことがある。

トークの内容も、相変わらずの語彙力と知識量ももちろん嫉妬の対象だったが、何より「傷を隠さない」その生き様を見せつけられたのが悔しかった。

ぼくはプライドが高いから、傷をさらけ出すことができない。

 

 

ああ…抜き出したのは一部だけど素晴らしすぎる若林さんの解説文…。

もうこの文があれば私なんぞがいちいち個人の感想を書く必要も無いほど、山里さんのライブの魅力を説明するうえであまりに的を得ている名文…!!

山里さんほどの知名度があり、メディアに出るお仕事をしている人が、言ってしまえば接点があるわけでもない私たち一般人の前で怒りや傷をさらけ出して喋るという行為は、簡単にできることではないと思う。もちろん、ただただ感情をありのまま吐き出すのではなくて、きっちりと笑いに昇華させて披露してくれる。そんな山里さんに惹かれ、山里さんを信頼し、山里さんを愛しているお客さんたちが集まったイベントである140だからこそ、一番初めに書いた魔法が効果を発揮するんだなと身をもって感じた。

 

そして私も不思議に思っていたけれど、山里さんのあの尽きない怨念パワーはどこからやってくるんだろう。

もちろん、腹が立ったり傷ついたりすることはどんなに年を重ねても起こる。しかし、山里さんのように芸能界の良い位置に登り詰めて結果も出してたくさんの人から認められていれば、嫌な出来事に遭遇して一時的に怒ることはあっても、信頼しているスタッフさんや仲の良い芸人さんたちとそのエピソードを分かち合ったり、おいしいものを食べたり、趣味に興じたりしているとそのうち「まあ俺結果出してるし」と思えてマイナスの感情もマシになっていきそうなものだと一般人の私は勝手にイメージしてしまう。もちろん怒りが完全に消えることはなくても、気にならない程度の温度のものになるんじゃないかな、なんて。

 

突然自分の話を混ぜるけど、私もこれまで理不尽な現実にたびたび怒り、傷つき、何度会社が燃えることを願ったかわからないし、腹が立つ人をいつか一人ずつぶん殴るために格闘技を習わなくてはならないと思い立って近所の道場を調べたりした。けど、昔に比べると怒りや憎しみを持続する力は弱まってきている気がする。というか、疲れるから諦める方向に自然と切り替わった。怒ってどうにかなったこともないし感情が波立ってる間は自分もしんどいし、もう何にも抵抗せず諦めたほうが楽だと思うようになった。

 

20歳前後の頃は、マイナスの感情をノートに書き綴っていたこともあった。しかし、年々その感情と向き合うのが辛くなり、やめてしまった。書くために嫌な出来事を思い出す時間は気持ちの良い時間ではないし、反省したり対策を考えることにも結構な労力を要する。こんなことするより、現実から目を背けられ気分転換になる物事のほうに気持ちが向いていった。山里さんのようにマイナスの感情をうまくガソリンに変えてものすごい努力を継続し、何かを成し遂げていくことは私にはできない。難しすぎる。

山里さんの存在はあまりにも眩しい。

 

見ないふりをしてなかったことにすることもできる感情に今でも向き合い続け、その感情をガソリンに変え、芸を磨き、恨みを笑いに昇華し、傷をさらけ出すこともためらわず進化し続けていく山里亮太という人はどこまですごい人なんだ…と、NGKのステージで山里さんが巧みに言葉を操る姿を観ながら、圧倒された。

こんなことを言うのはおこがましいけど、なんて信頼できる人なんだ。 

 

すべての演目が終わり、グッズのTシャツに着替えた山里さんが最後の挨拶をしに舞台に出てきて、丁寧にお礼を述べ、舞台からはける間際にサラッと言った一言。

「あ、もしも買った本とかにサインしてほしいとか写真撮りたいって方いらっしゃったら、僕あとでそのへんをフラフラするようにするので、声かけてくださーい!」

 

……かっこよすぎるだろ!!

何にも言わなくたってかなりの人数が出待ちするだろうから対応大変だろうに!!

しかもはけ際にサラッと言ったというのがよけいにかっこいい。(ちょろいファン)

私は体力が残ってなかったのでライブ終了後すぐ帰りましたが、結局約100人くらいのお客さんが待ってくれていた、と後日不毛な議論でおっしゃっていました。

 

とにかく良いものを見せていただいた。

最近、人間ってすごいなと思う体験が立て続けに起こっていて、恐怖すら感じる。

尊敬の念が湧きすぎて、ライブ以降山里さんをテレビで見ても気軽に笑えなくなってきてしまった。(良い意味で)

また見れますように。

我闘雲舞観戦記・紺乃美鶴さんのこと

 

7月6日、女子プロレス団体「我闘雲舞(ガトームーブ)」の試合を見てきました。

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※里歩さんのツイッターより、7月6日の写真を拝借 。我闘雲舞のみなさん。

 

ガトムの試合は一度だけ大阪で見たことがあるけど、東京の本拠地で見るのは初めて。

大阪での大会に出場していた紺乃美鶴さんというレスラーの方のガッツ溢れる試合に魅了され、それ以来紺乃さんのファンになりました。ネットに上がる試合動画とかはチェックしているものの、大阪大会以来一度も生では見れていない。。やっぱりどうしても直接見たい。ガトムはあまり遠征が無いので、東京旅行に行く日をガトムの試合に合わせて設定し、かなり時間が空いてしまったけど2度目の観戦。

 

会場は市ヶ谷駅付近の「市ヶ谷南海記念診療所」の1階のお部屋で、ガトムの試合のときは市ヶ谷チョコレート広場と呼ばれるそうです。

どう説明したらよいかわからないけど、一部外のようなある意味開放的な会場で、リングはなくてマットの上で選手がプロレスをするとのこと。

私は窓の外の席から拝見したのですがとにかくマットが近くて選手の動きが間近で見れるのですごい迫力。

 

公式サイトよりこの日の試合結果

http://gatohmove.com/?p=3110

 

チェリーさん綺麗だったな~。漂う大人の余裕。

生で見るメイちゃんのフレッシュさ…!!思わず応援したくなる。

水森由菜さんのはじける明るいオーラ!トロピカルって言葉が似合いすぎる!楽しそうにプロレスをする様子を見てるとこっちも楽しくなってくる。そういえばこの前水曜日のダウンタウンの街頭インタビューVで突然水森さんが出てきて驚いた。(同じ週に大日本の浜亮太選手も出てたしスタジオには蝶野さんいるし、プロレス好きだな水曜日のダウンタウン

 

そしてお目当ての紺乃美鶴さん、めーーーっちゃかっこよかった!大阪で初めて見たときはたしかデビュー後2戦目とかだったと思うけど(記憶違いだったらすみません)、闘魂むき出しでガンガン向かっていくスタイルが本当にかっこよくて一瞬でファンになったあの感覚を、即座に思い出した!

今回見た試合も燃える闘魂はそのままに、持ち前の表現力を駆使して目まぐるしい攻防を繰り広げて魅了してくれた!

前に生で初めて見たときよりも抜群にうまくなってる印象。人間て…すごい…。

美鶴さんのインタビューが掲載されている「LADYS RING」内でも美鶴さんの試合中の表情について少し触れられていましたが、試合してるときの目から溢れる闘志がマジモンでぞくぞくするかっこよさなんだよな…。

このとき見た美鶴さんのブリッジがかっこよくて影響され、家で密かにブリッジの練習をしている。

 

そして私が女子プロレスラーに興味を持つきっかけとなった里歩さん、相変わらずめちゃくちゃ可愛かった~~!!動きがあまりにもしなやか。身体能力高すぎる!ときおりDDTに参戦するときも体格差のある男性選手相手にその身体能力と技術の高さで惚れ惚れするような試合を見せてくれて毎回圧倒される。ナンバープロレス総選挙でも24位にランクインしてて嬉しかった。てかなんであんな細いの…羨ましすぎる…。

 

我闘雲舞といえばさくらえみさん。試合には出場されなかったものの、そこにいるだけで周りの人にも“陽”の気が伝染していくような独特のオーラがありました。私が今回の試合のチケットを予約した際にシステムのエラーか何かでうまくいかず、再度問い合わせを行ったりしてお手を煩わせてしまってたのですが、その件でわざわざ声を掛けてくださったり、その他のお客さんにも声を掛けて常に全体に気を配っておられて…。

人を束ねて引っ張っていき、何かを立ち上げたり成し遂げたりしていく人特有のすごさが垣間見えた。一人の大人として尊敬!

 

試合後にお客さんにお茶が配られるのですが、普通の麦茶とかじゃなくておしゃれな味のするお茶だった。どんなお茶かを結構しっかり説明されて、ホスピタリティ高い…!

出場した選手全員と握手できたのも楽しかった。あんまりない経験なのでアワアワしてしまった。

会場がコンパクトでアットホームな雰囲気もあるから、最終的に選手+お客さんの大家族みたいな気持ちになってくるな…。

 

試合後の物販では紺乃美鶴さんのインタビューが掲載された「LADYS RING」を購入。

マスクをつけた美鶴さんとチェキを撮ってもらった!

めちゃくちゃ緊張して当たり障りのないことしか言えなかった。

 

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(撮ってもらったチェキ。自分の姿は出せないけどチェキを見てほしいという思いからこんな塗りつぶしに…)

 

 

紺乃美鶴さんは少し前からツイッターを始めておられるのですが、自分の日常の紹介にプラスして選手のオフショットやクイズ企画、得意のイラストを載せてくれたり、とにかくツイッターの使い方がうまい!おそらく本人は特に意識せず楽しんで使っておられるだけだと思うけど、いつも感心するし見ていてとても楽しい。

私はガトムの公式LINEを登録しているので毎日メンバーからちょっとしたコラム(?)が届くのですが、美鶴さんは文章力が高くて構成が練られた文が届くからいつも彼女の担当日が待ち遠しい。ツイッターを始めてくれたときは、美鶴さんの表現力が発揮される場が増えたぞ~~~と思って本当嬉しかった!ビールを飲んだり美味しいものを食べてる美鶴さんの写真に癒されるし、友人ユウコさんとのやりとりの話も大好き!

紺乃美鶴 (@Mitsuru_gtmv) | Twitter

 

 

あと私は美鶴さんと同世代のOLなので、もともと普通にOLをしていたけれどプロレスの世界に飛び込んで、2足のわらじを履いていたこともあった彼女の境遇に感情移入をしているところもある。今はプロレス専業なのかな?

アラサーの女性が元々していた仕事を辞める・もしくは転職して、いわゆる一般社会とは異なる新たな世界(ここではプロレス界)に足を踏み入れることの大変さが、実際に同じことを経験してはないとはいえ、どれくらいのことかは私にも想像がつく。できることなら私もそういう新たな挑戦をしてみたかったという思いがあるし、今も常に憧れている。けど、仮に挑戦したくなるような世界を見つけたとしても、今の環境を捨てて挑戦する勇気があるかといわれるとわからない。おそらくその大決断は自分にはできない気がする。死んだ目で会社を呪いながら細々とOL生活を続けて、ひっそりと死んでいくんだと思う。自分が叶えられなかった夢を知らず知らずのうちに美鶴さんに託しているところがあるのかもしれない。勝手に。

そういった思いもあって、美鶴さんが闘う姿が格別心に響くし、応援したくなる。

いつも勇気をもらっています!もうありがとうとしか言えない!

 

プロレスの世界、ファンの私たちが思う何倍も大変なことが山ほどあると思うけど、それを出さずにいつも明るく元気に頑張りぬく選手たちはめちゃくちゃすごい…!!(けど、ファンとしては無理しすぎずにときには弱音を吐いたりしても大丈夫ですよと伝えたい)

 

どうか全員怪我無くこれからも健やかにそして楽しく過ごしてほしい…!!

 

 

ちなみに澁谷玲子さんの「ときめきプロレス放浪記」という本に我闘雲舞が漫画で紹介されています。2016年に出版された本なので、掲載内容と現在の状況が異なる部分もありますが。この漫画ではたくさんのプロレス団体が紹介されており、プロレスを一度も観たことが無くて観てみたいけどなんか怖い…と思っていた数年前の私の心をほぐして優しく包み込み、プロレス観戦のハードルを下げてくれた本なので、もし当時の私と同じ心境の方がいらっしゃったらぜひ読んでみてください。

 

ときめきプロレス放浪記

ときめきプロレス放浪記

 

 

 相変わらずプロレスの技とかに全然言及できてない、感覚と感情のみの観戦記ですみません。

引き続き勉強中です。

以上、我闘雲舞観戦記でした。

DNA舞台・櫻農カプリチオの感想

 

7月6日、DDTプロレスリングの若手で構成されたDNAによる舞台、「櫻農カプリチオ」を見てきました。

 

プロレス団体が演劇界に殴り込み! 舞台「櫻農カプリチオ〜櫻ヶ丘農業高等学校狂想曲〜」が7月5日から上演

 

最初にDNAが舞台をするっていう情報が解禁されたときは「いや舞台ってまたそんな突拍子もないこと…」ってちょっと戸惑ってたんですが。この暇な期間(会社辞めて転職活動期間で新しい職場は8月からに決まったので7月は超暇)に東京に遊びに行こうとふと思い立ち、7月6日の我闘雲舞の試合に行くことは決めていたんですが、他になんか行けるようなイベントあるかなーって考えたときに「あ、そうだ櫻農カプリチオ見たらいいじゃん」って突然思ったので行きました…。

 

私が行ったのは7月6日14:30~の回。

学芸大学駅付近の千本桜ホールへ。チケット受付係の人、美人だな~と思ったら東京女子プロレスの滝川あずささんで、思わず本人の前で「えっ滝川あずささんですよね?!めっちゃきれい!!!」と叫んでしまった。

 

今回勢いで最前列を取ったら、舞台とゼロ距離で死ぬほど動揺した。

 

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この拙い説明図でおわかりいただけるでしょうか。開演前に取った写真ですが、座席番号が書いてある場所に敷かれた座布団に体育座りしたら、舞台に私の頭の影が映りこむレベルで近い。このキワッキワのところまで選手来たから。小さいライブハウスでライブ見るときとか「今日演者が近いなー」って思うことあるけど、その比じゃ無い。この時点でもうカルチャーショックがすごい。

なんか周囲もプロレスに詳しそうな人とか、比べ物にならないくらい本気でDNAを追っかけてる雰囲気の人が多くて、うわー最前列に私みたいなのが座ってしまってごめんなさいと思いつつ冷や汗をかきながら待機。

 

結論から言うとほんと見に行ってよかった!めっちゃ楽しかったし、これを見たことでそれぞれへの選手への思い入れがより強くなったので、試合見るときの感情移入度合いがさらに高まった!

 

《あらすじ》

廃校の危機に直面した問題児ばかりの櫻ヶ丘農業高校で、地元で生産している櫻米(さくらまい)を全国区で有名にすれば町の活性化に繋がり、櫻ヶ丘農業高校の存続が叶うかもしれないと思いついた高校生たちの熱血青春爆裂ストーリー。

 

ご覧になった方々みんな言及しておられますが、まず座長であり主役の上野さんの演技がよかった。ものすごいセリフの量だったけど危なげない。感情表現がうまいし大げさすぎることもなくて、ほぼ出ずっぱりでもずっと見ていられる。この自然さって何気に相当すごいことなのでは…。さすが主役に大抜擢された人材…!

そんで、演じてる間は、彼の目が学校のピンチを救うべく懸命に奮闘する高校生のキラキラした目になっていてびっくりした。オーラも希望に溢れた純粋でまっすぐな高校生のオーラになっていた。

上映後のアフターイベントで普段の上野さんに戻った様子を見たときに「えーー目とオーラまでちゃんと劇中の人物に変わってたんだーーー!!!」って一人感動してしまった。

あと劇中で上野さんと俳優の中村さんが2人で並んでちょっとだけ腕立て伏せをするシーンがあったのですが、上野さんの腕立てのフォームがあまりにもきれいすぎて見本のようで笑ってしまった。

 

悪役3人衆のうちの一人、MAO選手もよかったー!!あの悪役3人衆というポジションはふざける方向に振り切りすぎても劇の印象が変わってしまうし演じるの難しそうだなーとか考えながら見てたけど、MAOさんはピリッとさせるとこはきちんと締めて、はじけるとこではパァっとはじけて、緩急の付け方が上手だなすごいなって思いました。器用だ…。言葉で上手に説明できないんだけど、サイレント小ボケといいますか、喋ってないときでもずっと小さく何かしらの動きをしてたりして、あれが面白くてすごい好きなんですよね…。プロレスのときも、細かい動きだったりで常に何かを発信していて、ついずっと見てしまう。リアクションひとつとっても個性があって、圧倒的な華を感じる。ツイッターとか見てもなんとなく視点だったり言葉選びが独特。MAOさんはDDTの次世代クリエイティブ部門を担っていく超超重要な人材だなと改めて実感した。

 

悪役3人衆と言えば梅田選手が微妙に照れが残っているというかちょっとだけ恥ずかしそうで、けど硬派な梅田さんだからそれも許されるというかそれがまたいいなって思いながら見てました。乱闘シーンでは梅田さんが一番輝いていた。アフターイベント(この回のアフターイベントは、劇中のある場面を役柄シャッフルで演じてみるという内容)では今まで見たことないハジけた梅田さんが見れてお得感があった。会場が沸いた。

あと飯野さんの醸し出す「この人は何かすごいことをやってくれそう」感が半端ない…(プロレスのときも常にそのオーラが出てる)。けど劇中でセリフは7つだったらしい。笑

 

この日の日替わりゲスト(バーのマスター役)は彰人さん。劇が始まる前にステージでちょこっと挨拶をされた際、演技が本当に苦手なのでナーバスです…とおっしゃっていた。プロレスのときはどちらかというとどっしり構えて落ち着いているイメージの彰人さんが汗を流しながら頑張って演じている姿を見れたのは貴重な体験だった。 

てかみんな普通の高校生とか町の人とか演じてても身体があまりにも立派過ぎるのでそれだけでちょっと面白い。

オネエ高校生を演じる下村さん、“国民の弟”感が強くてかわいかった。レッカさんはどこまでも明るくて、見てるこっちも明るい気持ちになる…!

 

しかしここまで仕上げるのめっっっちゃ大変だったろうなぁ…。なんでプロレスラーなのに舞台やんなきゃいけねえんだって思いを持つ人も少なからずいただろうし、役によっては「いやこれマジで俺がやるの…?」って不満に思う人もいたかもしれない。客の私たちでさえDNAが舞台するって聞いたときは驚いたし、プロレスラーの皆さんの葛藤や苦労は想像を絶するものだったのでは…。舞台稽古もしてプロレスの試合もあって普段のトレーニングもして…そのスケジュールを乗り越えただけでもすごい。特に上野さんは座長として先輩含むメンバーをまとめたり、主役としてもプレッシャー半端なかっただろうし、いやーー考えただけで尊敬する。

 

演劇って全然見たことなかったんだけど、目の前で生身の人間が演じる迫力ってものすごいですね…。新しいことに全力で挑戦する人たちの頑張りが眩しすぎて、その輝きに胸を打たれてしまった。人間美しい…生きてる人間が放つエネルギーまじやべえ…。

つづ井さんが単行本3巻の最後で舞台俳優にハマった気持ちを追体験した気がする。

舞台からビシバシ放たれる初期衝動的なものにも痺れて、バンドを追いかけていた頃の気持ちも少し思い出した。

 

アフターイベントはみんなわちゃわちゃと男子校ノリ全開で楽しそうでよかった。女子全員大喜びだろあれ!ふと上野さんに目をやると、全体を見ながら脱線しすぎないようさりげなーく話を戻したり進行したりとすっかり座長の目で役割を全うしていて、どこまでもできる男…!!とまた感動した。

 

プロレスラーだけでなく俳優の方も複数名出演しておられたので俳優さんのファンの方もいらっしゃってたかもしれないけど、舞台俳優の追っかけもたぶんものすご~~く深い沼なのではと感じた。※「沼」は魅力底なし的な良い意味で使っています。

まあでもこの世に存在するすべてのジャンルは、本気でハマって本気で追っかければすべて沼かもしれない。

そういえば、舞台に出ていた宮澤志暢さん、ちょっとだけ光宗薫さんに似てない?と思って調べたら宮澤佐江ちゃんのお兄さんだった。

 

物販で選手とチェキが撮れるとのことだったけど、勇気が出ず挑戦できなかった。

この中途半端な自意識を早くかなぐり捨てたい。

 

というわけで、めっちゃ楽しい経験だった。

DNAは8月の大会を最後に一旦休止とのことで残念ですが、それぞれの選手がどの道に進んでいくのか注目しながら引き続き応援するぞ!

7月16日 DNA大阪大会

7月16日、大阪市此花区民ホールにてDNA大阪大会を観戦してきた。

 

DNA単独(他団体からの参戦選手はいるけど)の大会が大阪で開催されるのは初めてだったのですごく楽しみにしていたんだけど、大会開催日の少し前に今回の大阪大会と次の東京での大会を最後にDNAは一時休止になるとのアナウンスがされた。櫻農カプリチオを見たこともあってDNAへの思い入れがどんどん強まっていたので残念…。

まー誰かが見れなくなっちゃうわけじゃないし、皆さんがどの道に進むのか楽しみにしながら引き続き応援したい。

 

会場付近に着いたとき、外でカメラマンさんと竹下選手のお母様らしき方がVを撮ってるとこに遭遇。明るくてチャーミングなお母様!このVはどこで使われるんだろう。気になる。

 

いつも会場到着後に当日券を買って観るけど、今回初めて事前に選手にチケット取り置きをお願いした。改めて考えても、選手と直接DMでやりとりして取り置きをお願いするシステムが正式ルートとして存在してるのすごくない?!他ジャンルのオタクに話したら驚かれたし、私も緊張で手を震わせながら半信半疑でツイッターのDMで取り置きお願いしたら、選手の方に超丁寧&即行対応してもらえてびっくりした。初めてこのシステムを知ったときは選手の負担が増えてしまうの申し訳ないのでは…って思ったけど取り置きの数が増えることでその選手に何らかのメリットがあるという話なので(詳しくは知らない)、そうであれば今後もお願いしたい。前売り価格になるので当日券より500円くらい安く買えるけど、むしろ私からしたら応援してる選手とやり取りできてお得感が半端ないので当日券より500円多く払うからお願いした選手の懐に入れてほしい。

 

《この日の対戦カード》

 

第一試合

〇島谷常寛&下村大樹&竹田光珠(666)VS織部克巳(フリー)&●菊池悠斗(道頓堀プロレス)&青木雄基(ダブプロレス

 

第二試合

〇岩崎孝樹&平田智也(プロレスリングFREEDOMS)VSバリヤンアッキ&●レッカ

 

第三試合

竹下幸之介&●飯野雄貴VS 〇MAO&ライジングHAYATO愛媛プロレス

 

第四試合

●勝俣瞬馬VS 〇TORUプロレスリング紫焔

 

第五試合

中津良太(BASARA)VSサミー・ゲバラ …時間切れ引き分け

 

第五試合

入江茂弘&●渡瀬瑞基VS〇奥田啓介&定アキラ(フリー)

 

第六試合

上野勇希VS〇吉村直巳

 

はーーーー楽しかったかっこよかったみんなそれぞれ輝いてたーーー!!!

 

一番楽しみにしてたのはMAO選手の試合だったんですけど、今日も相変わらずわくわくするかっこいいプロレスを見せてくれた。かっこいい試合をする人はたくさんいるけど、MAOさんのプロレスは自分もやってみたいという気持ちにさせてくれるしほぼ失いかけていた童心を呼び起こしてくれる。年も体力もアレなんでもうさすがに今からプロレスは難しいけど(でもいつかプロレス教室に行ってドロップキックだけでもできるようになりたいという野望はある)、そういう気持ちにさせてくれるかっこよくて楽しいプロレスを見せてくれていつもありがとうございます…!!最後に放つキャノンボール450°かっこいいーー!

彼は言動も面白いし独特の視点を持っている気がするし圧倒的に華がある。飄々とした新世代の人という感じがしつつも、強いポリシーも感じる。

MAOさんが一番影響を受けたプロレスラーって誰なんだろ。単純な興味。

 

竹下・飯野タッグもよかった!飯野さん、相変わらず「何かすごいことをしてくれそう感」が全身から出ていて存在感が突き抜けてる。竹下さんから飯野さんへの「お前は強い!」って言う呼びかけとか、入場時のカメラアピールとか、面白くてALLOUTで組むときとはまた違う魅力を発揮する竹下さんが見れて新鮮だった。このタッグまた見たい。

 

他ぽろぽろ感想を書くと、竹田光珠さんの動きがキレッキレだったーー島谷さんはパワフルだし下村さんは軽やか。

梅田公太さんが怪我で欠場になってしまったのほんと残念だし本人も辛いと思うけど、しっかり治してほしい。DNAの大会で梅田選手が欠場って、中心選手だし私も彼の試合は見どころの一つだと思っていたのでかなり痛手なのではと思ったけど、代わりに急遽出場した中津選手とサミー・ゲバラ選手の試合が見応えあってすごくよかった!しかしサミーゲバラめっちゃマイペースだな。BASARAの興行見たことないけど、今日の中津選手の活躍を拝見して、ちゃんと見なくてはって思いました。BASARAの大会のチケット持ってくるの忘れたらしく謝っていた中津さん。

入江選手の貫禄すごかった。さすが現チャンピオン。エルボーや走る動き一つとっても他の選手とは重みが全然違う。全身から放つ圧がすごい。

 

最後の上野対吉村、白熱したーー!上野選手、初めて見たときは今より細くてボウズで素朴でおぼこくて、すごくいい子さが滲み出る高校生のようで、どういう道に進んでいくのだろうと勝手ながら少―し心配する気持ちがあったのですが、今やこんっなにも頼もしくなって…。人間の成長を追いかけることができてプロレスは楽しいな…。ドロップキックの打点が高くて美しかった。ゴリゴリの殴り合いが終わった後でも漂う品の良さ。

そして吉村選手を見るたび思うけど太ももの発達がえげつない。あの太ももで強くないわけがない。あのワルい笑みもいいですよね。

最後勝利した吉村選手がストレートな表現ではないけれど上野選手を称え、会場に足を運んだお客さんにお礼を述べる様子にグッときた。そういうことは言わないタイプの人なのかと勝手に思っていた。いやこちらこそありがとうだわ!!と心の中で念じていた。

 

長距離移動してわざわざ来てくれて、命懸けで試合をして観客を楽しませてくれて、物販まで出てきてくれて、きっと身体中痛いだろうにその身体を引きずりながら会場の撤収して帰るためにまた長距離移動して…。試合が何日か続くときもざらにあるし、東京で試合のときは試合後にお店のシフト入ってる人もいるっぽいし、もうなんなんだよプロレスラー!!すごすぎる!!プロレスラーの皆さんのそういう生活に思いを馳せるたびに、自分ももっと死ぬ気で頑張らなくては…と思います。

 

この日は選手とチェキが取れるチェキ券が販売されるとのことだったので、当日勇気が出たら買って撮ってもらおっかな…と思ってたけど私が着いたときにはすでにチェキ券はもう売り切れてたのか販売されていなかった。

残念だったけど、会場で選手としゃべってる綺麗でエロいおねえさんを見たらひるんでしまったし、近くで見る選手の皆さんが尊すぎたので長濱ねるさんか吉岡里帆さんに生まれ変わらないと無理だなって思ったから売り切れていて結果オーライだったかもしれない。

満足した気持ちで帰路に着いた。

次の大阪は7月29日の入江茂弘デビュー10周年記念大会だ!楽しみ!