大森靖子さん COCOROMツアー 京都磔磔
大森靖子「音楽を捨てよ、そして音楽へ」at ARABAKI ROCK FEST.16
2018年6月15日金曜日、京都磔磔へ大森靖子さんのライブ(バンドセット)を見に行きました。
少し時間が経ってしまったけどおぼろげな記憶を総動員して書く備忘録。
《セットリスト》
絶対絶望絶好調
生kill the time 4 you、、♡
非国民的ヒーロー
イミテーションガール
ミッドナイト清純異性交遊
マジックミラー
絶対彼女
アナログシンコペーション
焼肉デート
draw(A)drow
流星ヘブン
わたしみ
死神
音楽を捨てよ、そして音楽へ
(アンコール)
エンドレスダンス
TOKYO BLACK HOLE
大森靖子さんのライブはフェスでの弾き語り一回と、ドレスコーズとのツーマンを一回見たことしかなくて、ワンマンに行くのは初めて。
磔磔に着いたとき番号順に人々が入場してる最中だったんだけど、これまで自分が行ったバンドのライブと客層が全然異なっていてちょっとびびる。
攻めた服装の人が多い。あと、全身にグッズを身につけまくってて一目で大森さんファンってわかる人も多い。
大森靖子さんは真っ赤なワンピースを着て登場。その姿があまりにもかわいくて美しくて、地上に舞い降りた女神のようでした…!!
歌も演奏ももちろんめちゃくちゃかっこよくて、最初から最後までブチ上がりまくり&感動しっぱなしだった。
ピンク色のサイリウムが輝く客席の景色もグッと来た。
何度も聞いている曲もライブで聞くとまた新鮮な聞こえ方をして、それぞれの曲のパワーに改めて驚かされる。
ミッドナイト清純異性交遊なんてもう数えきれないくらい聞いてるのに、ライブで聞いて改めて圧倒された。慄いた。大森さんの道重さんへの愛と、彼女の才能が掛け合わさって生まれたとんでもない名曲…。推しへの愛(と才能)でこんな名曲を生み出すことができるなんて、羨ましいなんて言葉では足りないほどに羨ましい。
私だって、できることなら才能を宿して推したちへの愛を何かしらの形にしたいもん…。そしてこんな大名曲を生み出させてしまう道重さゆみさんの魅力も半端ない。
大森靖子よく知らないけどあんまり…って知人たちの中にも、ミッドナイト清純異性交遊はいい曲だねって言ってくれる人が結構いたりする。
流星ヘブン~わたしみ~死神の流れ、神々しかったな。
ずっとすごいけど、最近の大森さんの研ぎ澄まされ方尋常じゃなくないですか…。
本編最後の「音楽を捨てよ、そして音楽へ」もすごくかっこよかった。あのメンバー紹介、全員にスポットが当たって素敵ですよね。
大森さんは目の前にいるファンとファンの人生を歌と言葉で全力で肯定してくれて、もうなんて優しくて懐の深い人なんだろう…と涙が出そうになってしまう。メンヘラだとか炎上だとかのイメージが先行しがちだけど、ほんっとにほんっとにこんなに愛が深くて大きい人他にいないと思うんですよ…。
かくいう私も正直に言いますと当初は大森靖子=なんか過激なことする椎名林檎の二番煎じのメンヘラな人 というイメージでいたんだけど、フェスでたまたま大森さんの弾き語りを見てそのあまりの迫力に度肝を抜かれてズバーーンと撃ち抜かれて今に至る。弾き語りってギター1本というスタイルにかまけて明らかにゆるく歌い過ぎる人も多くて(もちろんそうじゃない人もいっぱいいるけど!私が見てきた弾き語りはそういう人が多かったんだ!)ずっと聞いていると退屈になってくるしそんなに好きじゃないなーと思っていたけど、大森さんの弾き語りを初めて見たときあまりの衝撃でその概念が根底から覆された。命を削りながら歌っているようにも見えた。
音楽の趣味が似てる知人と喋っているときに「私大森靖子さん好きで…」というとだいたい「えっ?!ああ…そうなんだ…!」とちょっと気を遣った感じのリアクションをされてしまいがちですが、ライブを見ればきっとかつての私のようにいろいろなイメージを覆されて大森さんのことが好きになると思うから、どうか友達たちもみんなライブに行ってほしいなーと思っている。
ライブはあっという間で、時間的にはたぶん1時間半にギリギリ満たないくらいだったと思う。いやー楽しかったし元気でた。
しかしこのライブが1時間半とすると、先日約3時間ライブした前野健太さんめちゃくちゃ粘ったなと思って少し笑ってしまいました。