阪急ケーキショー:平野紗季子さんのトークイベント
長年憧れている平野紗季子さんが、なんと大阪の阪急百貨店の阪急ケーキショーという催しのなかでトークイベントをされるということで、行ってきた!!平野さんのトークイベントは10/25~10/27の3日間ありましたが、私は10/26と10/27に参加してきた。
こんな棚ぼた的に大好きな憧れの女性に会う機会が訪れるとは思わず、前日はあまりにも楽しみ過ぎてなかなか寝付けず、夜の2時くらいに寝て朝5時半には目が覚めた。
生で見る平野紗季子さん、もう本当に本当にかわいくて天使のようで、登場されたとき隠喩表現でもなんでもなくガチで息が止まりました。平野さんのかわいさについて話し出すと止まらないんですけど、今回はトークイベントで感じたことについてもちゃんと書きます!
まず、阪急ケーキショーの熱気がすごかった。
一人一個限定のケーキめがけて何十人もが列をつくる様子はさながら戦場だった。甘く考えてた。スイーツもとんでもない沼という感じがしますね…。
トークイベントの内容は、ケーキショーにちなんで、平野さんがケーキを食べながらそのケーキを作ったシェフに材料や製作工程・そもそもそのケーキが生まれたきっかけ・制作過程でのエピソードなどなどなど、とにかく様々な角度から質問をして、そのケーキのおいしさの秘密を解き明かしていくというもの。その名も「お菓子な副音声」!
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/cakeshow2019/fukuonsei.html
確かに、音楽とかはライナーノーツや雑誌のインタビューなどで制作者の思いや作品にまつわるエピソードを知ることができるけど、ケーキについてそういったお話/物語を作者(シェフ)からじっくり聞くことってほとんどなかったから、すごくおもしろくて興味深かった。
食を仕事になさっている方をこんなふうに褒めるのは失礼かもしれないけど、平野さん、食についての知識がマジでマジでマジで半端ない…!あと、味を表現する語彙力が豊かすぎて、心から“食”を愛している人なんだということがビシバシと伝わってきた。ときには専門的で難しいお話も出るんだけど、それを私たち一般人でもわかるように平野さんとシェフの方々が解説して落とし込んでくれるおかげで、最初から最後までとても面白く、そして興味深く話を楽しむことができた。司会をする平野さんから食への愛とシェフへのリスペクトが溢れていたからこそ生み出せた空気だったんじゃないかなと思う。
そして、トークショーを聞いて気になった、京都にあるパティスリーエスさんの「ノクターン」(nocturne:夜想曲)というチーズケーキをトークイベント後に出店ブースで購入して食べました。
ひぃ~~美しい…!!私は写真がとても下手なんですが、この写真はそびえたつ美しいケーキの壁って感じがして気に入ってる!
上に乗ってるクリームがほんのりベージュがかってるんですが、これはバルサミコのクリームなんだとか。下の茶色いクッキー部分(表す名称がわかりませんすみません)はスパイシーで、大人のケーキって感じ!チーズケーキ部分もなめらかで濃いけどしつこくなくてすごくおいしかった!上に乗っているブルーベリー含め、すべての層に「酸」を忍ばせることで味に統一感を出しているといった内容のことをシェフがお話されていました。実を言うと、私チーズケーキってあまり好きじゃなかったんですけど、このチーズケーキならおいしいし重くないから2個食べれると思う。
平野さんとシェフのトーク内容を反芻しながら家でケーキをゆっくり味わうと、ただ食べるだけのとき以上に脳が喜んで心が満たされる感覚になった。
私は食べることが好きだし食べる量は多いし、物心ついたときから食い意地がはってる女扱いをされてきたけど、基本的な食への向き合い方は、ただ目の前のものを食べて「おいしい/おいしくない」をなんとなく判断して、お腹いっぱいになってハイ終わり、という感じだった。
もちろん、その姿勢は別にだめなことではないんだけど、今回トークイベントで聞いたお話を反芻しながらその背景にある物語に思いを馳せてケーキを食べるという経験をしたことで、食の新たな楽しみ方に出会うことができたように思う。
平野さんはよく、食の情報ではなく物語を伝えるということを意識しているとおっしゃっているかと思いますが、平野さんが引き出した物語が食体験を豊かにしてくれたということを身をもって実感した日だった。
思えば、平野さんを好きになってから、彼女が紹介したお店に行って「あ、なるほどこれが平野さんの言ってたことか!ほんとだ!」と、追体験して感動を味わうという経験をすることも多いので、彼女が私に与えてくれる食にまつわる喜びはとても大きいなあと思います。平野さんが紹介してなければきっと知ることは無く足を運ばなかっただろうというお店がいくつもあるし、これからも彼女の活動を追いかけることで自分自身が食べ物との素敵な出会いを果たすことができるんだろうなと思うと、わくわくする。
そしてあのー…わたし、平野さんにサインをいただき、ツーショットまで取っていただいてしまいました…!!!もう何回言っても足りないほどかわいくて、私のわけわかんない話をとっても優しく聞いてくださって、一生分の幸せを今使い果たしてるのかもしれないと思うほどでした。話し終わってから感動しすぎて震えて頭が回らなくなって、百貨店のハンカチとか売ってるフロアを3周くらいしてクールダウンに努めた。
私興奮しすぎてキモオタの見本みたいな高速しゃべりになってしまっていたので、思い出すと今でも恥ずかしくて消えたい。そして、ツーショットの写真を見ると私の顔サイズと身体の横幅が平野さんの倍で、今までで一番真剣にダイエットをしようと決意した瞬間でした。
平野さん、現在書籍の作成中とのことです!
新刊の公式発表が待ち遠しい!楽しみ~~!!
そして平野さんを呼んでくれた阪急百貨店さま本当にありがとうございます!
もうこれからは、デパコスと帰省時に親戚に配るお土産は全部阪急百貨店で買うよ!!
〈おまけ〉
ケーキショーと同じフロアで催されていた「時をかけるあん」の装飾がかわいかった。