日記

好きなものと日常

山里亮太の大140 感想

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7月19日、なんばグランド花月へ「山里亮太の大140~あの時も僕は大阪へ向かった~」を観に行きました。

 

チケットは購入できていなかったのですが、譲ってくださる方がいらっしゃったため幸運にも行けることに。ありがたい、こんな普通に見に行けてよいのか。地元にいたころは考えられなかった。。

生であの山里亮太さんの話を聞けるなんて、夢が一つ叶ったと言っても過言ではない。

大変なこともたくさんあるけど、関西に出てきてよかった…。

 

ほんとに面白くて楽しくて素晴らしくて、山里さんの喋りは一言で言うともはや芸術でした。

約2時間40分。

内容については、NGK扉を開けた瞬間にすべて忘れる魔法にかかってしまったので(このセリフに長いこと憧れていたんだよ!毎年ツイッターで皆さんがこのセリフをつぶやいているのがめちゃくちゃ羨ましかった!)、詳細を書くことはできないのですが…。

 

内容が書けないとなると感想を書くのが難しいですが、とにかく山里さんがすごかったということだけ書き残しておきたい。

 

NGKの収容人数がネットでは出てこなかったので座席表の画像をもとに席数を数えてみたところ、2階席も合わせて858人収容できるようです。満席で、当日は立ち見券も販売されていた。

ということは、山里さんは約860人のお客さんを相手に一人で約2時間40分話していたことになる。

私は2階席から見ていたので、ステージとの距離がむちゃくちゃ近いというわけではなかったのに、山里さんの喋りを聞いているとなぜか1対1で会話をしているような不思議な感覚になった。それくらい彼の話術に引き込まれた。あまりにぐいっと引き込まれて、まるで個人同士で喋っているかのような感覚に陥り、山里さんの喋るエピソードを聞いて笑うだけにとどまらず、大きく首を縦に振ってうなずいたり、小声ではあるけれど普通に相槌が口から漏れ出てしまったりと身体が勝手に反応する場面があって焦った。でも周囲にも結構そういう方々がいらっしゃったので、これは彼の話術が生んだ現象だと解釈した。

 

唐突ですが、先日発売された山里さんの本「天才はあきらめた」の巻末にオードリー若林さんの解説が載っており、そこにこんな文がある。

 

2017年8月。彼の単独トークライブが行われる後楽園ホールに足を運んだ。

トークをしながらリング上をのたうち回り、ロープを掴みながら怒りをぶちまける彼の姿を見ていて気づいたことがある。

彼は何も隠さないのである。

日々の仕事や生活で負った傷を、彼は隠さずに見せる。

格好いいところだけじゃなく、耳を塞ぎたくなるような情けない話やみっともない姿を見せてくれる。

そういう血まみれになりながら闘っている姿を、ファンの皆さんは信頼しているのだろう。

そういう人間は信用される。

あんなにリングの上で喋るのが似合う芸人は、他にいない。

その姿は、デスマッチレスラーのようであった。

 

 

この日のNGKのステージにリングは設置されていないけれど、ライブ中私はこの文を思い出していた。

(「天才はあきらめた」の本文はもちろんのこと、この若林さんの解説もめちゃくちゃ素晴らしいのでどうか読んでください)

続けて引用する。

 

ライブを見て本当悔しかった。

一つは、彼の尽きない怨念のパワー。

あんなに素敵なご両親に愛されて育ったというのに、あの世の中への怨念はどこから来るのだ。

無法地帯のスラムで育っていないと辻褄があわない。

ムカつく共演者、街のカップル、SNS上のイタい人。

それらを、毒牙にかけるパワーは衰える気配がない。

その分野でも勝てないから、ぼくはゴルフを始めたりキューバに行ったりランドクルーザーに乗ったりしていることに山里は気づいているのか?

そして、それよりももっとぼくが山里亮太のライブを見て悔しかったことがある。

トークの内容も、相変わらずの語彙力と知識量ももちろん嫉妬の対象だったが、何より「傷を隠さない」その生き様を見せつけられたのが悔しかった。

ぼくはプライドが高いから、傷をさらけ出すことができない。

 

 

ああ…抜き出したのは一部だけど素晴らしすぎる若林さんの解説文…。

もうこの文があれば私なんぞがいちいち個人の感想を書く必要も無いほど、山里さんのライブの魅力を説明するうえであまりに的を得ている名文…!!

山里さんほどの知名度があり、メディアに出るお仕事をしている人が、言ってしまえば接点があるわけでもない私たち一般人の前で怒りや傷をさらけ出して喋るという行為は、簡単にできることではないと思う。もちろん、ただただ感情をありのまま吐き出すのではなくて、きっちりと笑いに昇華させて披露してくれる。そんな山里さんに惹かれ、山里さんを信頼し、山里さんを愛しているお客さんたちが集まったイベントである140だからこそ、一番初めに書いた魔法が効果を発揮するんだなと身をもって感じた。

 

そして私も不思議に思っていたけれど、山里さんのあの尽きない怨念パワーはどこからやってくるんだろう。

もちろん、腹が立ったり傷ついたりすることはどんなに年を重ねても起こる。しかし、山里さんのように芸能界の良い位置に登り詰めて結果も出してたくさんの人から認められていれば、嫌な出来事に遭遇して一時的に怒ることはあっても、信頼しているスタッフさんや仲の良い芸人さんたちとそのエピソードを分かち合ったり、おいしいものを食べたり、趣味に興じたりしているとそのうち「まあ俺結果出してるし」と思えてマイナスの感情もマシになっていきそうなものだと一般人の私は勝手にイメージしてしまう。もちろん怒りが完全に消えることはなくても、気にならない程度の温度のものになるんじゃないかな、なんて。

 

突然自分の話を混ぜるけど、私もこれまで理不尽な現実にたびたび怒り、傷つき、何度会社が燃えることを願ったかわからないし、腹が立つ人をいつか一人ずつぶん殴るために格闘技を習わなくてはならないと思い立って近所の道場を調べたりした。けど、昔に比べると怒りや憎しみを持続する力は弱まってきている気がする。というか、疲れるから諦める方向に自然と切り替わった。怒ってどうにかなったこともないし感情が波立ってる間は自分もしんどいし、もう何にも抵抗せず諦めたほうが楽だと思うようになった。

 

20歳前後の頃は、マイナスの感情をノートに書き綴っていたこともあった。しかし、年々その感情と向き合うのが辛くなり、やめてしまった。書くために嫌な出来事を思い出す時間は気持ちの良い時間ではないし、反省したり対策を考えることにも結構な労力を要する。こんなことするより、現実から目を背けられ気分転換になる物事のほうに気持ちが向いていった。山里さんのようにマイナスの感情をうまくガソリンに変えてものすごい努力を継続し、何かを成し遂げていくことは私にはできない。難しすぎる。

山里さんの存在はあまりにも眩しい。

 

見ないふりをしてなかったことにすることもできる感情に今でも向き合い続け、その感情をガソリンに変え、芸を磨き、恨みを笑いに昇華し、傷をさらけ出すこともためらわず進化し続けていく山里亮太という人はどこまですごい人なんだ…と、NGKのステージで山里さんが巧みに言葉を操る姿を観ながら、圧倒された。

こんなことを言うのはおこがましいけど、なんて信頼できる人なんだ。 

 

すべての演目が終わり、グッズのTシャツに着替えた山里さんが最後の挨拶をしに舞台に出てきて、丁寧にお礼を述べ、舞台からはける間際にサラッと言った一言。

「あ、もしも買った本とかにサインしてほしいとか写真撮りたいって方いらっしゃったら、僕あとでそのへんをフラフラするようにするので、声かけてくださーい!」

 

……かっこよすぎるだろ!!

何にも言わなくたってかなりの人数が出待ちするだろうから対応大変だろうに!!

しかもはけ際にサラッと言ったというのがよけいにかっこいい。(ちょろいファン)

私は体力が残ってなかったのでライブ終了後すぐ帰りましたが、結局約100人くらいのお客さんが待ってくれていた、と後日不毛な議論でおっしゃっていました。

 

とにかく良いものを見せていただいた。

最近、人間ってすごいなと思う体験が立て続けに起こっていて、恐怖すら感じる。

尊敬の念が湧きすぎて、ライブ以降山里さんをテレビで見ても気軽に笑えなくなってきてしまった。(良い意味で)

また見れますように。

我闘雲舞観戦記・紺乃美鶴さんのこと

 

7月6日、女子プロレス団体「我闘雲舞(ガトームーブ)」の試合を見てきました。

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※里歩さんのツイッターより、7月6日の写真を拝借 。我闘雲舞のみなさん。

 

ガトムの試合は一度だけ大阪で見たことがあるけど、東京の本拠地で見るのは初めて。

大阪での大会に出場していた紺乃美鶴さんというレスラーの方のガッツ溢れる試合に魅了され、それ以来紺乃さんのファンになりました。ネットに上がる試合動画とかはチェックしているものの、大阪大会以来一度も生では見れていない。。やっぱりどうしても直接見たい。ガトムはあまり遠征が無いので、東京旅行に行く日をガトムの試合に合わせて設定し、かなり時間が空いてしまったけど2度目の観戦。

 

会場は市ヶ谷駅付近の「市ヶ谷南海記念診療所」の1階のお部屋で、ガトムの試合のときは市ヶ谷チョコレート広場と呼ばれるそうです。

どう説明したらよいかわからないけど、一部外のようなある意味開放的な会場で、リングはなくてマットの上で選手がプロレスをするとのこと。

私は窓の外の席から拝見したのですがとにかくマットが近くて選手の動きが間近で見れるのですごい迫力。

 

公式サイトよりこの日の試合結果

http://gatohmove.com/?p=3110

 

チェリーさん綺麗だったな~。漂う大人の余裕。

生で見るメイちゃんのフレッシュさ…!!思わず応援したくなる。

水森由菜さんのはじける明るいオーラ!トロピカルって言葉が似合いすぎる!楽しそうにプロレスをする様子を見てるとこっちも楽しくなってくる。そういえばこの前水曜日のダウンタウンの街頭インタビューVで突然水森さんが出てきて驚いた。(同じ週に大日本の浜亮太選手も出てたしスタジオには蝶野さんいるし、プロレス好きだな水曜日のダウンタウン

 

そしてお目当ての紺乃美鶴さん、めーーーっちゃかっこよかった!大阪で初めて見たときはたしかデビュー後2戦目とかだったと思うけど(記憶違いだったらすみません)、闘魂むき出しでガンガン向かっていくスタイルが本当にかっこよくて一瞬でファンになったあの感覚を、即座に思い出した!

今回見た試合も燃える闘魂はそのままに、持ち前の表現力を駆使して目まぐるしい攻防を繰り広げて魅了してくれた!

前に生で初めて見たときよりも抜群にうまくなってる印象。人間て…すごい…。

美鶴さんのインタビューが掲載されている「LADYS RING」内でも美鶴さんの試合中の表情について少し触れられていましたが、試合してるときの目から溢れる闘志がマジモンでぞくぞくするかっこよさなんだよな…。

このとき見た美鶴さんのブリッジがかっこよくて影響され、家で密かにブリッジの練習をしている。

 

そして私が女子プロレスラーに興味を持つきっかけとなった里歩さん、相変わらずめちゃくちゃ可愛かった~~!!動きがあまりにもしなやか。身体能力高すぎる!ときおりDDTに参戦するときも体格差のある男性選手相手にその身体能力と技術の高さで惚れ惚れするような試合を見せてくれて毎回圧倒される。ナンバープロレス総選挙でも24位にランクインしてて嬉しかった。てかなんであんな細いの…羨ましすぎる…。

 

我闘雲舞といえばさくらえみさん。試合には出場されなかったものの、そこにいるだけで周りの人にも“陽”の気が伝染していくような独特のオーラがありました。私が今回の試合のチケットを予約した際にシステムのエラーか何かでうまくいかず、再度問い合わせを行ったりしてお手を煩わせてしまってたのですが、その件でわざわざ声を掛けてくださったり、その他のお客さんにも声を掛けて常に全体に気を配っておられて…。

人を束ねて引っ張っていき、何かを立ち上げたり成し遂げたりしていく人特有のすごさが垣間見えた。一人の大人として尊敬!

 

試合後にお客さんにお茶が配られるのですが、普通の麦茶とかじゃなくておしゃれな味のするお茶だった。どんなお茶かを結構しっかり説明されて、ホスピタリティ高い…!

出場した選手全員と握手できたのも楽しかった。あんまりない経験なのでアワアワしてしまった。

会場がコンパクトでアットホームな雰囲気もあるから、最終的に選手+お客さんの大家族みたいな気持ちになってくるな…。

 

試合後の物販では紺乃美鶴さんのインタビューが掲載された「LADYS RING」を購入。

マスクをつけた美鶴さんとチェキを撮ってもらった!

めちゃくちゃ緊張して当たり障りのないことしか言えなかった。

 

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(撮ってもらったチェキ。自分の姿は出せないけどチェキを見てほしいという思いからこんな塗りつぶしに…)

 

 

紺乃美鶴さんは少し前からツイッターを始めておられるのですが、自分の日常の紹介にプラスして選手のオフショットやクイズ企画、得意のイラストを載せてくれたり、とにかくツイッターの使い方がうまい!おそらく本人は特に意識せず楽しんで使っておられるだけだと思うけど、いつも感心するし見ていてとても楽しい。

私はガトムの公式LINEを登録しているので毎日メンバーからちょっとしたコラム(?)が届くのですが、美鶴さんは文章力が高くて構成が練られた文が届くからいつも彼女の担当日が待ち遠しい。ツイッターを始めてくれたときは、美鶴さんの表現力が発揮される場が増えたぞ~~~と思って本当嬉しかった!ビールを飲んだり美味しいものを食べてる美鶴さんの写真に癒されるし、友人ユウコさんとのやりとりの話も大好き!

紺乃美鶴 (@Mitsuru_gtmv) | Twitter

 

 

あと私は美鶴さんと同世代のOLなので、もともと普通にOLをしていたけれどプロレスの世界に飛び込んで、2足のわらじを履いていたこともあった彼女の境遇に感情移入をしているところもある。今はプロレス専業なのかな?

アラサーの女性が元々していた仕事を辞める・もしくは転職して、いわゆる一般社会とは異なる新たな世界(ここではプロレス界)に足を踏み入れることの大変さが、実際に同じことを経験してはないとはいえ、どれくらいのことかは私にも想像がつく。できることなら私もそういう新たな挑戦をしてみたかったという思いがあるし、今も常に憧れている。けど、仮に挑戦したくなるような世界を見つけたとしても、今の環境を捨てて挑戦する勇気があるかといわれるとわからない。おそらくその大決断は自分にはできない気がする。死んだ目で会社を呪いながら細々とOL生活を続けて、ひっそりと死んでいくんだと思う。自分が叶えられなかった夢を知らず知らずのうちに美鶴さんに託しているところがあるのかもしれない。勝手に。

そういった思いもあって、美鶴さんが闘う姿が格別心に響くし、応援したくなる。

いつも勇気をもらっています!もうありがとうとしか言えない!

 

プロレスの世界、ファンの私たちが思う何倍も大変なことが山ほどあると思うけど、それを出さずにいつも明るく元気に頑張りぬく選手たちはめちゃくちゃすごい…!!(けど、ファンとしては無理しすぎずにときには弱音を吐いたりしても大丈夫ですよと伝えたい)

 

どうか全員怪我無くこれからも健やかにそして楽しく過ごしてほしい…!!

 

 

ちなみに澁谷玲子さんの「ときめきプロレス放浪記」という本に我闘雲舞が漫画で紹介されています。2016年に出版された本なので、掲載内容と現在の状況が異なる部分もありますが。この漫画ではたくさんのプロレス団体が紹介されており、プロレスを一度も観たことが無くて観てみたいけどなんか怖い…と思っていた数年前の私の心をほぐして優しく包み込み、プロレス観戦のハードルを下げてくれた本なので、もし当時の私と同じ心境の方がいらっしゃったらぜひ読んでみてください。

 

ときめきプロレス放浪記

ときめきプロレス放浪記

 

 

 相変わらずプロレスの技とかに全然言及できてない、感覚と感情のみの観戦記ですみません。

引き続き勉強中です。

DNA舞台・櫻農カプリチオの感想

 

7月6日、DDTプロレスリングの若手で構成されたDNAによる舞台、「櫻農カプリチオ」を見てきました。

 

プロレス団体が演劇界に殴り込み! 舞台「櫻農カプリチオ〜櫻ヶ丘農業高等学校狂想曲〜」が7月5日から上演

 

最初にDNAが舞台をするっていう情報が解禁されたときは「いや舞台ってまたそんな突拍子もないこと…」ってちょっと戸惑ってたんですが。この暇な期間(会社辞めて転職活動期間で新しい職場は8月からに決まったので7月は超暇)に東京に遊びに行こうとふと思い立ち、7月6日の我闘雲舞の試合に行くことは決めていたんですが、他になんか行けるようなイベントあるかなーって考えたときに「あ、そうだ櫻農カプリチオ見たらいいじゃん」って突然思ったので行きました…。

 

私が行ったのは7月6日14:30~の回。

学芸大学駅付近の千本桜ホールへ。チケット受付係の人、美人だな~と思ったら東京女子プロレスの滝川あずささんで、思わず本人の前で「えっ滝川あずささんですよね?!めっちゃきれい!!!」と叫んでしまった。

 

今回勢いで最前列を取ったら、舞台とゼロ距離で死ぬほど動揺した。

 

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この拙い説明図でおわかりいただけるでしょうか。開演前に取った写真ですが、座席番号が書いてある場所に敷かれた座布団に体育座りしたら、舞台に私の頭の影が映りこむレベルで近い。このキワッキワのところまで選手来たから。小さいライブハウスでライブ見るときとか「今日演者が近いなー」って思うことあるけど、その比じゃ無い。この時点でもうカルチャーショックがすごい。

なんか周囲もプロレスに詳しそうな人とか、比べ物にならないくらい本気でDNAを追っかけてる雰囲気の人が多くて、うわー最前列に私みたいなのが座ってしまってごめんなさいと思いつつ冷や汗をかきながら待機。

 

結論から言うとほんと見に行ってよかった!めっちゃ楽しかったし、これを見たことでそれぞれへの選手への思い入れがより強くなったので、試合見るときの感情移入度合いがさらに高まった!

 

《あらすじ》

廃校の危機に直面した問題児ばかりの櫻ヶ丘農業高校で、地元で生産している櫻米(さくらまい)を全国区で有名にすれば町の活性化に繋がり、櫻ヶ丘農業高校の存続が叶うかもしれないと思いついた高校生たちの熱血青春爆裂ストーリー。

 

ご覧になった方々みんな言及しておられますが、まず座長であり主役の上野さんの演技がよかった。ものすごいセリフの量だったけど危なげない。感情表現がうまいし大げさすぎることもなくて、ほぼ出ずっぱりでもずっと見ていられる。この自然さって何気に相当すごいことなのでは…。さすが主役に大抜擢された人材…!

そんで、演じてる間は、彼の目が学校のピンチを救うべく懸命に奮闘する高校生のキラキラした目になっていてびっくりした。オーラも希望に溢れた純粋でまっすぐな高校生のオーラになっていた。

上映後のアフターイベントで普段の上野さんに戻った様子を見たときに「えーー目とオーラまでちゃんと劇中の人物に変わってたんだーーー!!!」って一人感動してしまった。

あと劇中で上野さんと俳優の中村さんが2人で並んでちょっとだけ腕立て伏せをするシーンがあったのですが、上野さんの腕立てのフォームがあまりにもきれいすぎて見本のようで笑ってしまった。

 

悪役3人衆のうちの一人、MAO選手もよかったー!!あの悪役3人衆というポジションはふざける方向に振り切りすぎても劇の印象が変わってしまうし演じるの難しそうだなーとか考えながら見てたけど、MAOさんはピリッとさせるとこはきちんと締めて、はじけるとこではパァっとはじけて、緩急の付け方が上手だなすごいなって思いました。器用だ…。言葉で上手に説明できないんだけど、サイレント小ボケといいますか、喋ってないときでもずっと小さく何かしらの動きをしてたりして、あれが面白くてすごい好きなんですよね…。プロレスのときも、細かい動きだったりで常に何かを発信していて、ついずっと見てしまう。リアクションひとつとっても個性があって、圧倒的な華を感じる。ツイッターとか見てもなんとなく視点だったり言葉選びが独特。MAOさんはDDTの次世代クリエイティブ部門を担っていく超超重要な人材だなと改めて実感した。

 

悪役3人衆と言えば梅田選手が微妙に照れが残っているというかちょっとだけ恥ずかしそうで、けど硬派な梅田さんだからそれも許されるというかそれがまたいいなって思いながら見てました。乱闘シーンでは梅田さんが一番輝いていた。アフターイベント(この回のアフターイベントは、劇中のある場面を役柄シャッフルで演じてみるという内容)では今まで見たことないハジけた梅田さんが見れてお得感があった。会場が沸いた。

あと飯野さんの醸し出す「この人は何かすごいことをやってくれそう」感が半端ない…(プロレスのときも常にそのオーラが出てる)。けど劇中でセリフは7つだったらしい。笑

 

この日の日替わりゲスト(バーのマスター役)は彰人さん。劇が始まる前にステージでちょこっと挨拶をされた際、演技が本当に苦手なのでナーバスです…とおっしゃっていた。プロレスのときはどちらかというとどっしり構えて落ち着いているイメージの彰人さんが汗を流しながら頑張って演じている姿を見れたのは貴重な体験だった。 

てかみんな普通の高校生とか町の人とか演じてても身体があまりにも立派過ぎるのでそれだけでちょっと面白い。

オネエ高校生を演じる下村さん、“国民の弟”感が強くてかわいかった。レッカさんはどこまでも明るくて、見てるこっちも明るい気持ちになる…!

 

しかしここまで仕上げるのめっっっちゃ大変だったろうなぁ…。なんでプロレスラーなのに舞台やんなきゃいけねえんだって思いを持つ人も少なからずいただろうし、役によっては「いやこれマジで俺がやるの…?」って不満に思う人もいたかもしれない。客の私たちでさえDNAが舞台するって聞いたときは驚いたし、プロレスラーの皆さんの葛藤や苦労は想像を絶するものだったのでは…。舞台稽古もしてプロレスの試合もあって普段のトレーニングもして…そのスケジュールを乗り越えただけでもすごい。特に上野さんは座長として先輩含むメンバーをまとめたり、主役としてもプレッシャー半端なかっただろうし、いやーー考えただけで尊敬する。

 

演劇って全然見たことなかったんだけど、目の前で生身の人間が演じる迫力ってものすごいですね…。新しいことに全力で挑戦する人たちの頑張りが眩しすぎて、その輝きに胸を打たれてしまった。人間美しい…生きてる人間が放つエネルギーまじやべえ…。

つづ井さんが単行本3巻の最後で舞台俳優にハマった気持ちを追体験した気がする。

舞台からビシバシ放たれる初期衝動的なものにも痺れて、バンドを追いかけていた頃の気持ちも少し思い出した。

 

アフターイベントはみんなわちゃわちゃと男子校ノリ全開で楽しそうでよかった。女子全員大喜びだろあれ!ふと上野さんに目をやると、全体を見ながら脱線しすぎないようさりげなーく話を戻したり進行したりとすっかり座長の目で役割を全うしていて、どこまでもできる男…!!とまた感動した。

 

プロレスラーだけでなく俳優の方も複数名出演しておられたので俳優さんのファンの方もいらっしゃってたかもしれないけど、舞台俳優の追っかけもたぶんものすご~~く深い沼なのではと感じた。※「沼」は魅力底なし的な良い意味で使っています。

まあでもこの世に存在するすべてのジャンルは、本気でハマって本気で追っかければすべて沼かもしれない。

そういえば、舞台に出ていた宮澤志暢さん、ちょっとだけ光宗薫さんに似てない?と思って調べたら宮澤佐江ちゃんのお兄さんだった。

 

物販で選手とチェキが撮れるとのことだったけど、勇気が出ず挑戦できなかった。

この中途半端な自意識を早くかなぐり捨てたい。

 

というわけで、めっちゃ楽しい経験だった。

DNAは8月の大会を最後に一旦休止とのことで残念ですが、それぞれの選手がどの道に進んでいくのか注目しながら引き続き応援するぞ!

7月16日 DNA大阪大会

7月16日、大阪市此花区民ホールにてDNA大阪大会を観戦してきた。

 

DNA単独(他団体からの参戦選手はいるけど)の大会が大阪で開催されるのは初めてだったのですごく楽しみにしていたんだけど、大会開催日の少し前に今回の大阪大会と次の東京での大会を最後にDNAは一時休止になるとのアナウンスがされた。櫻農カプリチオを見たこともあってDNAへの思い入れがどんどん強まっていたので残念…。

まー誰かが見れなくなっちゃうわけじゃないし、皆さんがどの道に進むのか楽しみにしながら引き続き応援したい。

 

会場付近に着いたとき、外でカメラマンさんと竹下選手のお母様らしき方がVを撮ってるとこに遭遇。明るくてチャーミングなお母様!このVはどこで使われるんだろう。気になる。

 

いつも会場到着後に当日券を買って観るけど、今回初めて事前に選手にチケット取り置きをお願いした。改めて考えても、選手と直接DMでやりとりして取り置きをお願いするシステムが正式ルートとして存在してるのすごくない?!他ジャンルのオタクに話したら驚かれたし、私も緊張で手を震わせながら半信半疑でツイッターのDMで取り置きお願いしたら、選手の方に超丁寧&即行対応してもらえてびっくりした。初めてこのシステムを知ったときは選手の負担が増えてしまうの申し訳ないのでは…って思ったけど取り置きの数が増えることでその選手に何らかのメリットがあるという話なので(詳しくは知らない)、そうであれば今後もお願いしたい。前売り価格になるので当日券より500円くらい安く買えるけど、むしろ私からしたら応援してる選手とやり取りできてお得感が半端ないので当日券より500円多く払うからお願いした選手の懐に入れてほしい。

 

《この日の対戦カード》

 

第一試合

〇島谷常寛&下村大樹&竹田光珠(666)VS織部克巳(フリー)&●菊池悠斗(道頓堀プロレス)&青木雄基(ダブプロレス

 

第二試合

〇岩崎孝樹&平田智也(プロレスリングFREEDOMS)VSバリヤンアッキ&●レッカ

 

第三試合

竹下幸之介&●飯野雄貴VS 〇MAO&ライジングHAYATO愛媛プロレス

 

第四試合

●勝俣瞬馬VS 〇TORUプロレスリング紫焔

 

第五試合

中津良太(BASARA)VSサミー・ゲバラ …時間切れ引き分け

 

第五試合

入江茂弘&●渡瀬瑞基VS〇奥田啓介&定アキラ(フリー)

 

第六試合

上野勇希VS〇吉村直巳

 

はーーーー楽しかったかっこよかったみんなそれぞれ輝いてたーーー!!!

 

一番楽しみにしてたのはMAO選手の試合だったんですけど、今日も相変わらずわくわくするかっこいいプロレスを見せてくれた。かっこいい試合をする人はたくさんいるけど、MAOさんのプロレスは自分もやってみたいという気持ちにさせてくれるしほぼ失いかけていた童心を呼び起こしてくれる。年も体力もアレなんでもうさすがに今からプロレスは難しいけど(でもいつかプロレス教室に行ってドロップキックだけでもできるようになりたいという野望はある)、そういう気持ちにさせてくれるかっこよくて楽しいプロレスを見せてくれていつもありがとうございます…!!最後に放つキャノンボール450°かっこいいーー!

彼は言動も面白いし独特の視点を持っている気がするし圧倒的に華がある。飄々とした新世代の人という感じがしつつも、強いポリシーも感じる。

MAOさんが一番影響を受けたプロレスラーって誰なんだろ。単純な興味。

 

竹下・飯野タッグもよかった!飯野さん、相変わらず「何かすごいことをしてくれそう感」が全身から出ていて存在感が突き抜けてる。竹下さんから飯野さんへの「お前は強い!」って言う呼びかけとか、入場時のカメラアピールとか、面白くてALLOUTで組むときとはまた違う魅力を発揮する竹下さんが見れて新鮮だった。このタッグまた見たい。

 

他ぽろぽろ感想を書くと、竹田光珠さんの動きがキレッキレだったーー島谷さんはパワフルだし下村さんは軽やか。

梅田公太さんが怪我で欠場になってしまったのほんと残念だし本人も辛いと思うけど、しっかり治してほしい。DNAの大会で梅田選手が欠場って、中心選手だし私も彼の試合は見どころの一つだと思っていたのでかなり痛手なのではと思ったけど、代わりに急遽出場した中津選手とサミー・ゲバラ選手の試合が見応えあってすごくよかった!しかしサミーゲバラめっちゃマイペースだな。BASARAの興行見たことないけど、今日の中津選手の活躍を拝見して、ちゃんと見なくてはって思いました。BASARAの大会のチケット持ってくるの忘れたらしく謝っていた中津さん。

入江選手の貫禄すごかった。さすが現チャンピオン。エルボーや走る動き一つとっても他の選手とは重みが全然違う。全身から放つ圧がすごい。

 

最後の上野対吉村、白熱したーー!上野選手、初めて見たときは今より細くてボウズで素朴でおぼこくて、すごくいい子さが滲み出る高校生のようで、どういう道に進んでいくのだろうと勝手ながら少―し心配する気持ちがあったのですが、今やこんっなにも頼もしくなって…。人間の成長を追いかけることができてプロレスは楽しいな…。ドロップキックの打点が高くて美しかった。ゴリゴリの殴り合いが終わった後でも漂う品の良さ。

そして吉村選手を見るたび思うけど太ももの発達がえげつない。あの太ももで強くないわけがない。あのワルい笑みもいいですよね。

最後勝利した吉村選手がストレートな表現ではないけれど上野選手を称え、会場に足を運んだお客さんにお礼を述べる様子にグッときた。そういうことは言わないタイプの人なのかと勝手に思っていた。いやこちらこそありがとうだわ!!と心の中で念じていた。

 

長距離移動してわざわざ来てくれて、命懸けで試合をして観客を楽しませてくれて、物販まで出てきてくれて、きっと身体中痛いだろうにその身体を引きずりながら会場の撤収して帰るためにまた長距離移動して…。試合が何日か続くときもざらにあるし、東京で試合のときは試合後にお店のシフト入ってる人もいるっぽいし、もうなんなんだよプロレスラー!!すごすぎる!!プロレスラーの皆さんのそういう生活に思いを馳せるたびに、自分ももっと死ぬ気で頑張らなくては…と思います。

 

この日は選手とチェキが取れるチェキ券が販売されるとのことだったので、当日勇気が出たら買って撮ってもらおっかな…と思ってたけど私が着いたときにはすでにチェキ券はもう売り切れてたのか販売されていなかった。

残念だったけど、会場で選手としゃべってる綺麗でエロいおねえさんを見たらひるんでしまったし、近くで見る選手の皆さんが尊すぎたので長濱ねるさんか吉岡里帆さんに生まれ変わらないと無理だなって思ったから売り切れていて結果オーライだったかもしれない。

満足した気持ちで帰路に着いた。

次の大阪は7月29日の入江茂弘デビュー10周年記念大会だ!楽しみ!

山田文具店で買ったものたち

yamadastationery.jp

 

昔は結構紙ものや雑貨を集めていたけど、最近めっきり買わなくなってしまった。

でも、雑誌である雑貨屋を紹介する記事を見てどうしても行きたくなってしまったので、先日の東京旅行の際に行ってきました。

 

三鷹にある、山田文具店という雑貨屋さん。

上に貼ったお店のホームぺージを見るだけでもすごく楽しいので見てみてください…

そしてこの記事は買ったものの写真をただ並べて「かわいい…」ってため息ついてるだけの内容です。

 

レトロな雑貨がたくさんあって、見てるだけでわくわくした~

私が雑誌で見てどうしても欲しくなってしまったのが、パンの袋。

10枚入って120円。

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袋入りだと見えにくいものを一枚ずつ出して撮影。

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少し細長の袋。

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あーーーかわいい…。

袋を使いたいがために人に無理やり文庫本とかCDを貸したい。

 

シールもいっぱいあったから思わず買ってしまいました。

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レターセットもかわいいやつがたくさんあって、最初山ほど買おうとしてたけどいや冷静にならねばと思って2種類だけ購入。

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フルーツサンド!かーわーいーいー最高ーーーー

 

あと、おやつのイラストのレターセットで便せんの絵柄が3種入っているやつを購入。

■クリームソーダ

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■こんぺいとう

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■おせんべい

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はあ…(ため息)

かわいい…それ以外の言葉が出てこないしむしろそれ以外の言葉はいらない…

 

東京に行く際は山田文具店に寄るのを定番化しよう。

東京旅行 3日目・4日目

 

東京旅行3日目・4日目備忘録。

 

 【3日目】

3日目は高円寺で友達と待ち合わせ。

 

友達が来るまでルノアールで待機。

人生初ルノアール

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普通のコーヒーもまあまあ高くて一瞬オッとなる。

フォカッチャがもちもちしてておいしい。

 

友達と合流後、タイ料理のお店「バーン・イサーン」へ。

バーンイサーン 本場タイ屋台料理 BAAN-ESAN

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エビのスープ。ピリ辛で酸味も効いている。

実はパクチーが苦手なので運ばれてきたとき内心焦った。

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ガパオ。こちらも思ってたより辛くてむせながら食べたけどすごいおいしい~

このお店、注文してから料理が出てくるまでが異様に早い。

 

 

食後、場所を変えようと思いおされカフェを探して商店街をさまよい歩くも

カフェがなくて全然店に入れない。たまにチェーン店見つけて入っても満席。

思わぬとこでカフェ難民になりながら結局駅前に戻って適当なカフェへ。

https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13017412/

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どうやって飲んだらいいか最初わからなかった紅茶の容器。

ポットとカップが一体になっているタイプだった。

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カフェに入るといつも無難にガトーショコラ的なもの頼むのいいかげんやめたい。

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友達が頼んだいちごのムース。

3年ぶりに再会した友人といろんな話ができて楽しかった。

出会った頃はお互い学生だったのが嘘のよう…。

 

夕方、友達と別れてから阿佐ヶ谷駅へ。

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なぜ阿佐ヶかというと、私は芸人の阿佐ヶ谷姉妹が好きで、さらにオードリーの春日さんも阿佐ヶ谷に住んでいるので、全然用事はないけその方々が住んでいる阿佐ヶ谷の空気を感じたかったから。

姉妹や春日さんもこの駅に毎日降り立っているのか…と思うと、勝手に感慨深くなる。

駅周りをぐるっと歩いた。阿佐ヶ谷も、そしてその前にいた高円寺も暮らしやすそうな街で羨ましい。

自分が今住んでいる場所も気に入ってるけど、やはり人生で1回は東京に住んでみたいよなーと思う。実現するのだろうか。

 

その後、たまたま東京にいるという知人から連絡があり食事のため渋谷へ。

人の多さと溢れかえる広告に気が滅入って、おいしそうな店を探す気力もなくなりものすごく適当なチェーン居酒屋に入ってしまった。もったいない…。

 

 浅草のホテルに泊まったのですが、夜のお店が閉まったあとの浅草は昼間とは雰囲気が異なってこれもまたよかった。

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ちらっと見えるスカイツリー、きれいだった。

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ちなみに一泊2700円(朝食付き)のハイパー安宿に3泊しました。

 

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ホテル近くの銭湯で歩き疲れた体を癒し、3日目は終了。

 

 

【4日目】

最終日。

千葉にいる友人に会いに行く予定だったので、その前に朝食。

東京に来たならここだけはどうしても行っておきたいという喫茶店

エース!!!

https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13020976/

 

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3年ぶりに食べるのりトースト、変わらないおいしさに感動…。

シンプルな材料で構成されているのになんでこんなにおいしいのか。

(食べるのに夢中になりすぎて写真撮ってないことに途中で気付いた。本当はトースト2枚あります)

御兄弟で営んでおられるこのお店、やさしいお二人の空気感が本当に素敵。

この日は平日だったのでお客様もそんなに多くなく、常連さんとの会話にほどよく混ぜてもらったりして楽しかった。御兄弟と常連さんの会話、普通の世間話なのにとても品良く感じられるのは、なまりのないきれいな標準語だからなんだろうか。

お店はめっきり有名になってのりトーストを食べにくるお客さんも相当多くて、特に土曜日は遠方からたくさんの方が来て下さるから忙しいらしい。

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メニューやお店のところどころにある飾り、看板とかもいちいちかわいくて、見てるだけで幸せ…。

こういうのも御兄弟が自分たちで作ってるみたいだからすごい。

自分が手先が不器用だしアイディアを生み出すことも苦手な人間なので、自分で考えて自分の手でものを作れる人、尊敬するし憧れる。

滞在時間は30分足らずだけどものすごーく安らげたのは、お店の心地よい雰囲気と素敵な御兄弟のお力かしら…

食べ物がおいしい喫茶店はたくさんあるけど、ここまで安らげる喫茶店は簡単には見つけられないので、通える距離に住んでいる人がうらやましい。

遠くから来てくれたから…と言って帰り際に手作りの旗とマッチをいただきました。すごい嬉しい!どっちも部屋に飾ってますえへへ

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このあと友達が待つ千葉駅に行き、駅直結デパートの中の店でごはん。

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そして夕方品川駅から新幹線で帰りました。

 

いやーー東京楽しすぎてびっくりする。

行ってよかった。

いろんな人からもう東京で転職すればよかったじゃん!って言われて確かにそれも会社辞めたとき一瞬考えたんだけど、私はまだ関西をしゃぶりつくせていないという思いが大いにあったので(あとお金の問題と)、次の就職も関西です。

 

というわけで東京に今後も定期的に遊びに行きつつも、当面は「関西をしゃぶり尽くす」を目標にいろんなところに行きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京旅行振り返り 1日目・2日目

 8月から新しい職場になりますがそれまで無職でめちゃくちゃ暇なので、

ふと思い立ち東京旅行に行きました。3年弱ぶりくらいの東京。

おもに食べ物を中心に振り返る備忘録。

 

【1日目】

DDTプロレスリングの若手が所属するDNAによる舞台「櫻農カプリチオ」を見に千本桜ホールへ。

会場は学芸大学駅の近くのため、駅付近で何か食べようと思い、竹下幸之介選手がツイッターでおいしいと言っていたサンドイッチを食べに雑伽屋というお店へ行きました。

https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131702/13136172/dtlphotolst/1/smp2/

 

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中に入ってカウンターに着席。

女性の方が一人でお店を切り盛りしておられて、明るくて感じがいいけど

さっぱりしておられてほどよくほおっておいてくれる距離感が居心地よかった。

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たくさんの漫画や旅関連の本が置いてあった。

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ローストチキンのサンドイッチとコーヒー。

野菜シャキシャキでおいしい~!結構ボリュームあった。

後から気づいたのですが、この喫茶店、菊池亜希子さんが最近出された本にも載っていた。

 

ここでサンドイッチを食べたあと「櫻農カプリチオ」見ましたがいろいろ衝撃だったので別記事で感想書きます。舞台観た後は脳内が半パニックになったため、頭を冷やすためにPRONTにてアイスコーヒーを飲んで休憩。

夜は女子プロレス我闘雲舞の試合を見る予定だったので、それまでに

憧れの平野紗季子さんが以前バイトをしていたLOTUSに行くべく表参道へ。

 

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看板の字がかわいい~

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コーラと塩昆布チャーハン。

私が何注文するか超迷ってたら店員さんが丁寧にメニューを説明してくださった。

すっごくかわいくて天使のような店員さんだったな~。

塩昆布チャーハン、今まで食べたことない料理なのにどこかなつかしい味で、

でもどこか洗練されていて、超おいしかった。

おいしそうなケーキもたくさんあって食べたかったけど時間がなかったので泣く泣く諦めた。ここで平野さんがバイトしていたと思うと勝手に感動…。

 

我闘雲舞の試合についても別で書く。紺乃美鶴さんかっこよかった…。

 

その後エビスコ酒場(DDTが経営する居酒屋)に行ってみよう!と思い新宿の店付近まで行くも、夜の新宿が怖すぎて退散した。田舎者なので…。

 

【2日目】

友達に付いてきてもらい吉祥寺のハモニカ横丁へ。

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「てっちゃん」

https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13024975/

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やきとりすごいおいしくてモリモリ食べた。

写真撮るの下手だからあんまおいしそうに見えないけど。

あときゅうりと大根の漬け物も異様においしく感じた。

コの字のカウンターが大きくて一人でも入りやすそうだし、おいしくて安くて

こんな店近所にあったら絶対通う!

もう一軒、ワインがたくさんあるお店に行ったけど、店の名前が全然思い出せない…

 

続いて、雑誌で見た山田文具店というお店に行きたくて、三鷹へ。

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雑貨なんてしばらく買ってなかったけど、このお店はかわいい雑貨が大量にあって

天国のようだった!

買ったものについてはまた別で書くので一旦省略。

 

その後、hi-famigliaというカフェでお茶。

http://hi-famiglia.com/

 

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バナナとシナモンのタルト~もちろんおいしい。

 

友達と別れた後、一人で井之頭公園へ。

andymoriのハッピーエンドという大名曲や又吉さんのエッセイに出てくる井之頭公園、

きっと地元の人にとってはただの公園なのかもしれないけど、

私にとっては長年恋焦がれた憧れの場所なんですよ…

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これがかの有名な、夕暮れにコーラの空き缶蹴飛ばしてもうダメかもしれないとこぼした君の横顔がすごくきれいな井之頭公園…!!(andymoriのハッピーエンド、大名曲なので聴いて下さい)と思って一人で感動した。

カップルたちが当たり前のように井之頭公園を散歩しているのをベンチに座って眺めていたら、あーこんな奇跡みたいな世界があるんだなという気持ちになってきた。

黄昏てたら死ぬほど蚊に刺された。

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この橋の途中で音楽を聴きながら柵にもたれて単語帳をめくっている少年がいて、この世に存在する一番洒落た勉強法だと思った。

 

この後、突然思い立って高円寺の銭湯・小杉湯へ。

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私は知らない人たちと風呂に入るなんて恥ずかしい以外の感情が無いという理由から銭湯に行ったことがないし、温泉も大嫌いで最後に行ったのは小3という人間なんだけど、最近周囲の人がやたら銭湯にハマっているし、大好きな漫画「そのおこだわり俺にもくれよ!!」の3巻でも銭湯の話があり、私には絶対無理と思いながらも気になって仕方がなかった。

NHKの「人生デザインU-29」で小杉湯の番頭でイラストレーターをしている塩谷歩波さんという方が取り上げられた回があり、それ以来小杉湯のことが頭から離れなかった。塩谷さんが書いてネットで公開されている小杉湯の銭湯図解イラストや解説図のおかげで心理的ハードルが下がったので、ドキドキしながらも足を踏み入れることができた。

脱衣所に入ったときはあまりの恥ずかしさに一瞬「死にてえ」と思ったけど、風呂に入ってしまえば羞恥心が一瞬で吹っ飛んで満喫できた。久々に2日続けて15㎞くらい歩いて、体力のない私にはキツイ状態だったけど、小杉湯で熱湯と水風呂に交互に入る交互浴をしたら一瞬で疲れが取れて衝撃だった。

小杉湯はお風呂も広いし、作法等のわかりやすい説明書きが随所にあるので、初心者でも楽しめる。初めての銭湯が小杉湯でよかったー

あと休憩室には漫画もたくさんあるし。

初めて飲むフルーツ牛乳がおいしすぎて震えた。

銭湯がこんなに良いものだったなんて…もっと早くに挑戦するべきだった…。

また一つライフハックが増えて嬉しい。

その後ホテルの近くの安い中華料理チェーンでチャーハンと餃子とコーラをいただきましたが、銭湯マジックなのか、異常においしく感じた。

 

ちょっと長くなって疲れたので一旦ここまで。